無類のゴルフ好きを公言する自動車ジャーナリストの塩見智が、
YouTubeチャンネルの登録者数42万人超で、PGAティーチングプロA級の資格を持つ菅原大地とラウンドする絶好の機会を得た。
どうやら菅原コーチが電気自動車に関心があるらしい。
日産「アリア」を一緒に試乗し、電気自動車への関心を高め、不安な部分を取り除いていく。


日産のフル電動クロスオーバー。同一車線内での
ハンズオフドライブを可能にした「プロパイロット 2.0」など、
先進の運転支援技術を搭載。
今回は4WD 仕様(e-4ORCE)、
大容量91kWhバッテリー搭載モデルを試乗。
塩見 菅原コーチは電気自動車を運転したことは?
菅原 僕が普段乗っている日産「セレナ e-POWER」は完全なモーター駆動なので、仕組みは電気自動車っぽいと思うのですが、純粋な電気自動車はまだ運転したことがありません。
塩見 おっしゃる通りe-POWERは発電専用のエンジンを搭載していますが、駆動を担うのは電気自動車と同じ100%電気モーターです。純粋な電気自動車であるアリアの乗り心地はいかがでしたか?
菅原 想像以上にスムーズな加速で、パワフルなことに驚きました。僕の仕事はクルマに複数人を乗せ、さらに大量のゴルフ道具を載せて走行する機会が多いのですが、これならパワー不足の心配はなさそうです。
塩見 このアリアは「B9 e-4ORCE」という前後にモーターを搭載するハイパワーバージョンで、2つのモーターで四輪を駆動します。
塩見 1つのモーターが最高218ps(馬力)、最大で300Nm(トルク)を発揮しますから、クルマ全体としては394ps、600Nmを発揮します。これはエンジン車でいえばモンスター級の値ですから、2.2トンを超える車重をものともせず突き進んでいきます。人と荷物を満載しても全然問題ありません。