スコアの壁にぶつかり、スランプに陥っているコンサルティング会社アビームコンサルティングの室住、宮田、酒井。
3人が秋の社内コンペでベストスコアを出せるようにサポートしたい! と立ち上がったのが新入社員の古澤くるみだ。3人の力を借りながら、古澤はGDO会員のビッグデータを活用してゴルファーのデータを分析。
目的を達成するためには「競技ゴルフに参加することがポイント」という分析結果を受けて、彼らはGDOアマに参加することにした。
GDOアマに出場したものの、目標にはほど遠い結果に終わってしまったアビームコンサルティングの社員たち。今度は「多変量解析」という方法を使って、プランをもう一度見直すことにした。さらに確度を上げるため、ゴルフテックの吉田コーチに協力を依頼。コンサルティング会社が本気で考え、導き出したスキルアップの方法とは!?
あ、皆さん見てください!鯉ですよ。かわいいですね。餌あげましょう。
本当だ、かわいいね。口をパクパクさせてるよ。ハハハ。はぁ、なんでこんなに叩いちゃったんだろう…。
ちょ、ちょっと室住さん、古澤さん!?鯉に餌をやるのもいいですけど反省会しましょうよ。ところで、なんで古澤さんもラウンドしたんだっけ?
ま、まぁいいじゃないですか。細かいことは気にしない!それより反省会ですよ!
そうだね!さてさて、これまでの分析によって出てきた「ラウンド回数」や「GDOサイト閲覧」などのアクションプランは、それぞれ単体での達成率の上位項目だったよね。これだと、複数の項目を取り組んだ場合の効果がどうなるのかが分からない。そこで、「多変量解析」で最適なプランをもう一度考えた方がいいと思うんだ。
タヘンリョウカイセキ?? もしかして会席料理のことですか!?ゴルフをしてちょうどお腹も空いてきたし、会席料理を食べながら反省会なんて豪華ですね!
古澤さん!?残念ながら食べ物じゃないんだよ。今回のように”ドライバー購入”と”100切り”の2つの情報を組み合わせて傾向を分析することを「2変量解析」といい、2つ以上の情報を組み合わせて傾向を分析することを「多変量解析」というんだ。
なるほど!さらに分析の確度を高める方法ですね!
古澤さん、では早速、多変量解析を始めてくれ!
さっきまであんなに落ち込んでいたのに……。
さすが室住セクター長だ……。
では皆さん、頑張りましょう!
おーー!!!
多変量解析をしたところ、こんな結果になりました。
なるほど、これを基に上達する要因を構造化してみようか。
スコアアップのためにはどのレベルでも、モチベーション喚起とスイング技術の向上が重要ということがいえますね。そのためにはコンペへ参加するなど動機づけをして、ラウンドと練習場へ高頻度で通うことがポイントになります。それにGDOのレッスンサイトで情報収集することもモチベーション維持に繋がりそうですね。
100切りは道具に頼らず、とにかくラウンドや練習場に行ってスイング技術の向上に努める必要があるね。
90切りからは道具が重要になってくる。中距離の安定性を向上させるためにユーティリティの購入や高品質ボールを購入することもカギになりそう。
80切には、ゴルフスクールでレッスンプロの指導によるスイング改善が必要。また、自分に合ったクラブセッティングによって飛距離や球筋を安定させることを忘れてはいけないね。
これで皆さんのアクションプランが決まりましたね!さぁ皆さんリベンジです!次こそはベストスコアを出して、会席料理で祝勝会をしましょう!早速GDOアマに申し込みを…。
ちょ、ちょっと待って、古澤さん!その前に分析結果の検証が必要だと思うんだ。
でも、これをそのまま検証するためにはかなり時間や労力がかかってしまうよね。
じゃあ、たくさんのアマチュアゴルファーを見てきたレッスンプロに分析結果を見てもらうのはどうだろう? GDOにはデータを重視したゴルフテックというスクールがあるみたいだから、結果検証としてヒアリングを行い、さらにアドバイスをもらって、より効果的なアクションプランを立てることにしよう。
ゴルフテックへLET’s Go!!!
ゴルファーのデータを分析すると、競技やコンペに積極的に参加している人、練習やラウンドの頻度が高い人がスキルアップしているという結果が出ました。実際、そういったゴルファーは上達スピードが速いと感じますか?
たしかに、競技やコンペに参加する予定があると、モチベーションが上がって練習やラウンドの頻度が上がる傾向がありますね。また、モチベーションを継続するには「ちょっとした達成感」を得ることも必要です。そのためにレッスンに通い、課題をクリアしていくのは効果的です。
GDOサイトでレッスンページやギアページ、プロの試合をチェックして情報収集することもスキルアップに役立ちますか?
モチベーションを高める上でも非常にいいことです。ただし、最初の頃はレッスンを読んで情報を入れすぎても自分に合ったスイングを選べない可能性があります。ティーチングプロに見てもらい、シンプルにスイングをつくっていくことが必要ですね。
ラウンドや練習の頻度が高くても、間違ったスイングを続けていたらいけないということですね。まずはレッスンに通ってスイングを固めてからコースにでなければいけないんでしょうか。
そんなことはありません。躊躇せずにコースにいくべきです。レッスンに通っているだけよりも、スクールで改善点を見つけてレンジやコースでボールを打ってスイングを習得するのが効果的です。芝の上から打つ感覚も身につくし、上達にはラウンド慣れも必要ですからね。
ためになるなぁ。レッスンプロに話を聞ける貴重な機会だから、古澤さんも何か質問してみたら?
そ、そうですね。えーと…。先日GDOアマに参加したら、ボールが右にしか飛んでいかなかったんです。どうすれば直りますか?
じ、自分のこと!?
だって、私もうまくなりたいんです…。
でも、とてもいい質問ですよ。ゴルフは道具を使うスポーツなので、正しいクラブの使い方知ってスイングを覚えることが大切です。クラブはシャフト軸よりも後ろに重心があり、フェースが開く方向に動こうとする特性があるんです。ですから、スイング中にフェースを返す動きが必要なんです。これができないと、スライスが出てしまうというわけです。クラブの特性を理解すると上達のスピードはアップしますよ。
なるほど~!
ほら! 実はちゃんと皆さんのことを考えた質問だったんです!
あやしいな…
と、とにかく、吉田プロのおかげで多変量解析での分析結果の検証ができ、さらにデータからは見えてこなかったスコアアップに役立つ情報も聞けましたね! これでベストスコア更新の最適プランが完成しましたよ!
吉田プロ、ありがとうございました!