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村山智輝さん(左)
ゴルフ歴:17年 HDCP:4 持ち球:中弾道フェード
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鹿又芳典さん(中央)
クラブフィッター兼クラフトマン。長年の経験と知識をいかしたフィッティングとクラフト技術は、プロを含めた幅広いゴルファーから絶大な信頼を得ている。
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菊池知己さん(右)
ゴルフ歴:18年 HDCP:4 持ち球:中弾道ドロー
村山智輝さん(左)
ゴルフ歴:17年 HDCP:4 持ち球:中弾道フェード
鹿又芳典さん(中央)
クラブフィッター兼クラフトマン。長年の経験と知識をいかしたフィッティングとクラフト技術は、プロを含めた幅広いゴルファーから絶大な信頼を得ている。
菊池知己さん(右)
ゴルフ歴:18年 HDCP:4 持ち球:中弾道ドロー
圧倒的な飛距離性能と打ちやすさで、多くのゴルファーから愛されているゼクシオ。昨年12月には最新モデル「ゼクシオ テン」が発売され、早くも大人気クラブとなっている。ゼクシオというと、ヘッドスピードが遅めの人のための軽量クラブだと思っている人も多いが、重めでしっかり感のある専用シャフトを装着した「ミヤザキモデル」や、スペシャル仕様の「クラフトモデル」が用意されていて、これらは振れるアマチュアに最適な性能に仕上げられている。そこで今回はクラブフィッターの鹿又芳典さんとアマチュア2名に、叩いて飛ばせる「ゼクシオ テン ドライバー」の2つのモデルを試してもらった。
クラブ総重量は294g(S)
適度な重さでしっかり振れる
ゼクシオ テンのミヤザキモデルは、専用設計された重めのシャフト「Miyazaki Waena(ワエナ)カーボンシャフト」が装着されたスペシャルなモデル。レギュラーモデルで採用されている芯に当てやすいテクノロジー「TRUE-FOCUS IMPACT」の性能はそのままに、ヘッドスピードが速めのゴルファーがしっかり振れるように設計。基調カラーには精悍な印象のブラックが使われている。
やさしいヘッド性能はそのまま
自分に合ったシャフトを選べる
従来モデルよりもフェースの反発エリアが34%拡大した「ゼクシオ テン」のやさしく飛ばせるヘッド性能はそのままに、パワーヒッター向けにヘッド重量を1g増量。「クラフトモデル」では、特注対応でゴルファーに合ったカスタムシャフトを装着できる。ソール全面とフェース面までがブラック一色で塗装し、あえてクラウンの転写マークを省いたアスリートライクなデザインに仕上げられている。
「ゼクシオ テン ドライバー」は、これまで発売されたゼクシオのなかで間違いなく過去最高の性能に仕上げられていると断言できます。
フェースの芯に当たれば飛ぶという物理現象は誰もが知っていることですが、実現し続けるのは難しい。クラブの力で芯に当たりやすくなっているところが「ゼクシオ テン」のスゴイところです。
実際に「ゼクシオ テン ドライバー」を打ってみると、どのモデルでもボールスピードが普段よりも速くなりました。最新のテクノロジーでフェースの反発を高めて広げ、なおかつアマチュアゴルファーのスイングを解析して開発されたシャフトがスイングを安定させて、見事にフェースの芯に当てやすくなっています。
ヘッドとシャフトを同時に開発できるダンロップの強みが活かされていますね。
ヘッドスピード40〜43m/sの人が「飛んで曲がらない」を体感できる
これまでに何度も弾道計測器を使ってドライバーの試打をしていますが、過去最高の計測数値を出すことができました。スマッシュファクター(ミート率)は1.5が理論上の最高値と言われていますが、ミヤザキモデルならその数字が簡単に出せます。これはヘッドスピードに対して、「ゼクシオ テン」のボールスピードがとても速いからです。
ミヤザキモデルに採用されているシャフトは、バネのようにしなって切り返しでタイミングを取りやすく、インパクトできちんと戻ってきてくれる。
クラブとして、ヘッド、シャフト、グリップのバランスが良くて、フェースの芯に当てやすいドライバーに仕上げられています。
もうひとつ驚いたのは、何度打っても球がバラけることなく、スピン量まで安定するところです。自分のヘッドスピードは、一般的なアベレージゴルファーに多い40〜43m/sぐらい。このぐらいのヘッドスピードの人がミヤザキモデルを使うと、まさに「飛んで曲がらない」を体感できると思います。
オーソドックスな見た目で構えやすい
ヘッド性能と好みのシャフトで飛ばせる
クラフトモデルは、他のモデルとカラーリングが違うだけでなく、フェースのトップラインの塗装の仕様も変えられています。
レギュラーモデルとミヤザキモデルは、ロフトが大きく見えて安心感が得られるようになっています。フェースのトップラインをクラウン側まで広げるような仕様になっています。その点、クラフトモデルは一般的なフェースの見え方になっていて、そのうえフェース面までがブラックに塗装されています。こちらのほうがより精悍なイメージで、上級者の多くはクラフトモデルのほうが構えやすく感じるでしょう。
今回試打したドライバーには、フジクラの「スピーダー エボリューション IV 569(S)」が装着されていましたが、自分の好きなシャフトを装着できるのもクラフトモデルの長所。このスペックであれば、ヘッドスピード43m/s前後の人が打ちやすく感じるでしょうね。
もちろん、60グラム台や70グラム台のカスタムシャフトを装着すれば、ヘッドスピード45m/s以上のハードヒッターでも問題なく使って飛ばせる。「ゼクシオ テン」のやさしく飛ばせるヘッド性能は、このクラフトモデルでも変わりません。
村山智輝さん
ゴルフ歴:17年 HDCP:4 持ち球:中弾道フェード
ゼクシオ テン ドライバー ミヤザキモデル
ロフト:9.5度
シャフト:Miyazaki Waena(S)
試打した感想は?
「本当にラクに振って飛ばせるドライバーですね。9.5度のロフト角でも打ち出しが高く、低スピンすぎず、それでいて球がフケません。安定した弾道を打ちやすかったです。装着されているMiyazakiシャフトは、しなりを感じやすいので切り返しのタイミングを取りやすいところが気に入りました。しっかり振っても、インパクトでちゃんと戻ってきてくれるのも好印象です。クラフトモデルも結果は悪くなかったですが、より簡単に飛ばすならミヤザキモデルですね」
菊地和己さん
ゴルフ歴:18年 HDCP:4 持ち球:中弾道ドロー
ゼクシオ テン ドライバー クラフトモデル
ロフト:8.5度
シャフト:フジクラ スピーダー エボリューション 569(S)
試打した感想は?
「構えたときのヘッド形状がいいですね。とてもオーソドックスな顔つきで、ゼクシオとは気づかないぐらいです。ロフト8.5度だとフェース向きがスクエアに見えて、中弾道をイメージできます。打ってみても、まさにイメージどおり! しっかり振って低スピンの強弾道を打つことができました。打ち出されるボールを見ているとスリクソンのドライバーに近い印象を持ちましたが、こちらのクラフトモデルのほうが、やさしくラクに打てますね」
クラブフィッター鹿又さんの解説
「菊地さんは、インパクトエリアでヘッドスピードを加速していくスイングが特徴です。構えたときに、球筋のイメージが沸く“叩けるヘッド”との相性がいいゴルファーなので、クラフトモデルのヘッドが菊地さんにとって構えやすく感じられたのだと思います。クラフトモデルに限らず、「ゼクシオ テン ドライバー」はヘッド挙動が安定していて、自分がイメージしたとおりにヘッドを動かしやすく、フェース向きもコントロールしやすいのが長所。しっかりしたカスタムシャフトが装着されて、菊地さんにとってよりコントロール性が高く、飛ばせるドライバーになりましたね」
一度は試打してみるべき!期待以上の結果を出してくれる
気持ちよく振れて、打感が良くて、飛んで曲がらない。ゴルファーが望むそれらの性能を兼ね備え、10代にわたり進化を続けてきたのがゼクシオというブランドです。
10代目となる最新の「ゼクシオ テン」は、10代の節目にふさわしいモデルに仕上がっていると思います。
今シーズンの女子プロの使用クラブに目をやると、これまでスリクソンを使っていた選手の中にも「ゼクシオ テン ドライバー」にチェンジしているプロもいます。これは、できるだけやさしく飛ばせるドライバーを使いたいという現代的なプロのニーズに「ゼクシオ テン ドライバー」の性能がマッチしていることの証明とも言えます。
「ゼクシオ テン ドライバー」のミヤザキモデルとクラフトモデルは、これまで自分にゼクシオは合わないと思っていたゴルファーにも、ぜひ一度は打ってみてほしいクラブです。皆さんが期待している以上の結果が、これらのモデルで得られると思いますよ。
ミヤザキモデル
※ 特注生産
クラフトモデル
※ クラフトモデルは特注生産
クラブフィッター鹿又さんの解説
「村山さんのスイングは、フィニッシュまでなめらかに加速して、ボールを運ぶように打つタイプです。
ヘッドスピードはとても速いですが、しなりを感じられるシャフトで、ボールをつかまえやすく、上がりやすいヘッドを使ったほうが安定して飛ばせます。ミヤザキモデルは、村山さんにはアンダースペックのように思われますが、実際に打ってみてもらうと好結果でした。Miyazakiシャフトは、しならせたぶんだけ素早くしなり戻ってきます。タイミングを取りやすく、ご本人も振りやすく感じていたようです」