「飛びとやさしさ」の両立を実現した
本間ゴルフの新製品特徴的な3つの機能
POINT 01クランクスリット
ソールのフェース側に施されているスリットは、ヘッドのたわみ戻りを瞬時に生み出すことで初速性能が向上。さらにオフセンターヒットではギア効果を高めて弾道を補正する効果もある。
POINT 02ラジアルフェース
フェースの反発力・反発エリアを最大化させることでボールスピードアップにつなげている。また、打点のブレにも強く、ミスヒット時でも高初速な球を打てる。
POINT 03キールデザイン
ヘッド後方のヒール寄りにタングステンウェイトを搭載し、ドローバイアス設計によりつかまりが良く、やさしく打てる性能となっている。
IMPRESSION『フルチタンヘッドの効果で
芯をしっかり感じることができる』
横田真一
よこた・しんいち/1972年生まれ。東京都出身。ツアー通算2勝。独特の感性の持ち主でギアの知識も深い。スイングとクラブの関連性を追求し、ゴルフを様々な視点から分析する。シニア入りを目前にしながらもスイングの切れ味はさらに増している。YouTube『横田真一チャンネル』も大人気
2006年頃に本間ゴルフと契約していた経験がある横田真一プロ。最新モデル『T//WORLD GS ドライバー』はどのような印象を受けたのか?
「ヘッドがたわむ感触が非常に良く、インパクトの打感がシャープな感じがあり、弾いているけど、ボールをコントロールできる感覚でした。最近の流行は、チタンとカーボンの複合系ですが、今回のモデルはフルチタンということもあり、良い意味で芯をしっかり感じることができます。
最近のクラブは技術の進化で、スイートスポットもかなり広くなっていますが、どこに当たっているかが分からない一面もあります。それに比べ、『T//WORLD GS』だと、しっかり芯で打っている感触が得られ、これがフルチタンの効果なんでしょうね」
横田プロはシャフトの進化にも注目。今回のモデルには本間ゴルフが独自開発した『SPEEDTUNED』が標準装備されている。
「ヘッド以上に進化の度合いに驚いたのはシャフトです。いい意味でクセがなく、しなり過ぎず、弾き過ぎない感じが絶妙でした。本当に素直なシャフトだという印象を持ち、クラブとしての完成度が上がっている印象です」
単純に“飛ばせる1W”だけでは
スコアは作れない!最適なボールを見つけて
本番に強くなる
横田プロも「クラブとしての完成度が上がっている」と高評価の『T//WORLD GS ドライバー』。最新クラブの性能を最大限に発揮するには、ボール選びも大切だ。
今回は、横田プロを含め3人のテスターに本間ゴルフの人気ボール『D1』と、新製品『D1 SPEEDMONSTER』を合わせて試打計測してもらった。
弾道計測器『トラックマン』のデータから、2ピース構造の『D1』と、3ピース構造の『D1 SPEEDMONSTER』は、どのような性能を発揮するか?
PROFESSIONAL IMPRESSION横田プロ 試打データ
「ヘッドとシャフトのマッチングが非常に良く、インパクトで弾く感じはありますが、しっかりフェースに乗る感覚もあります。つかまり系のヘッドですが、出球をコントロールできるので、データ的にもスピン量が抑えられた良いデータになりました。
また、今回初めて『D1』と『D1 SPEEDMONSTER』を打ちましたが、両方とも性能の良さに驚きました。個人的には『D1』との相性が良い結果になりましたが、『D1 SPEEDMONSTER』も性能がブラッシュアップされた3ピース構造のボールだと思いました。何より、コストパフォーマンスが高く、本当にびっくりです」
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1』試打結果
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1 SPEEDMONSTER』試打結果
※弾道距離計『トラックマン』で計測。3球試打したうちのベスト記録
- 『T//WORLD GS アイアン(7I)』
×『D1』試打結果
- 『T//WORLD GS アイアン(7I)』
×『D1 SPEEDMONSTER』試打結果
※弾道距離計『トラックマン』で計測。3球試打したうちのベスト記録
TESTER 01 IMPRESSIONダイチさん 試打データ
年齢20代、ゴルフ歴1年、ベストスコア99。ゴルフ歴が浅く、ショートゲームでのミスも多く、スコアがまとめられないのが悩み。ドライバーに関しては左右どちらのミスも出るため、いろいろな打ち方を試しつつ、飛距離アップと方向性向上を望んでいる
「クラブの良し悪しが分かるようなレベルではないのですが、楽に飛ばせる感じはありました。自分の中で良いスイングができた時は本当に良い感じのドローボールが打てましたし、飛距離も出ていたと思います。いつもの感覚よりもミスの度合いは小さかったです。
ボールに関しては『D1』よりも『D1 SPEEDMONSTER』の方が、10yd以上もアップして、めちゃくちゃ飛びましたね! ボールの直進性が高くて、左右にあまり曲がらないので、コースで使えそうです」
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1』試打結果
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1 SPEEDMONSTER』試打結果
※弾道距離計『トラックマン』で計測。3球試打したうちのベスト記録
TESTER 02 IMPRESSION出島さん 試打データ
年齢40代、ゴルフ歴30年、平均スコア85。年間ラウンド数は約30回で、練習はほぼやらないため、本番で結果を出せるクラブが欲しい。年齢的に気になる飛距離ダウンを本間ゴルフのクラブとボールで解消することができるのか興味津々
「『T//WORLD GS ドライバー』は、オーソドックスなフォルムでアドレスでの安心感がかなりありました。つかまり系と聞いていたので、左に引っ掛け過ぎないか心配していましたが、まったく問題ありませんでした。ボールを押す感覚があるので操作性の高さも感じられました。
ボールは『D1』と比べると『D1 SPEEDMONSTER』の方が、かなり低スピンになりました。キャリーは『D1』の方が出ていますが、結果的に総飛距離で『D1 SPEEDMONSTER』が上回っていたので、飛び姿もかなり棒球になった印象です。ランが出てくれて楽に飛距離を伸ばせたのはうれしいです」
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1』試打結果
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1 SPEEDMONSTER』試打結果
※弾道距離計『トラックマン』で計測。3球試打したうちのベスト記録
TESTER 03 IMPRESSION古賀さん 試打データ
年齢50代、ゴルフ歴3年、平均スコア100前後。本間ゴルフのクラブ使用経験は無いものの、以前から気になっていただけに今回の企画を楽しみにしていたとのこと。飛距離アップはもちろん、ドライバーの安定性も向上させたい
「『T//WORLD GS ドライバー』は、つかまりやすくて右へのミスがほとんど出ませんでした。打感が非常に良かったです。構えやすくて、全体的に振りやすい印象を持ちました。方向性もかなり上がったように思いました。
ボールに関して『D1 SPEEDMONSTER』だと、トータル飛距離で20ydも伸びました。自分くらいのヘッドスピードでも初速がこれだけ上がるのは驚きです。同じ感覚で振っているだけなので、これだけ飛距離が伸びるのは、しっかりつかまるヘッドとの相性がボールとマッチしているんでしょうね」
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1』試打結果
- 『T//WORLD GS ドライバー』
×『D1 SPEEDMONSTER』試打結果
※弾道距離計『トラックマン』で計測。3球試打したうちのベスト記録
SUMMARY横田プロ
総括
ボールの打ち比べを終え、横田プロに総括してもらった。
「今回7番アイアンでも打ちましたが、『D1 SPEEDMONSTER』は3ピース構造の影響だと思いますが、スピンが入る分だけ操作性が高いと言えます。結果、左右のミスも抑えられるので、平均的な総飛距離がアップする可能性もあります。『D1』についても、ディスタンス系ボールにありがちな縦距離の誤差もそれほどなく、しっかりコントロールできるのが優れていると感じました。
アマチュアの方たちの結果を見ても、自分のスイングやヘッドスピードにマッチしたボールを選ぶことで、飛距離アップだけでなく、方向性の向上も望めます。それにより、スコアも作りやすくなるでしょう。
ただ、我々プロが使うようなツアーボールを選べば、一概に飛距離が伸びたり、正確性がアップしたりするわけではありません。自身のスイングやヘッドスピードに合わせるのはもちろんですが、クラブとボールの相性が良いものを選ぶことで、より良い球が打てます。そのことをアマチュアの方たちには理解してもらいたいです。
その点で、やはり『D1』や『D1 SPEEDMONSTER』は、同じ本間ゴルフの『T//WORLD GS ドライバー』との相性が良く、最適な結果になるでしょう」