左を恐れずつかまえて飛ばすディアマナRF | GDO | ゴルフダイジェスト・オンライン

60Sでも80TXでも同じ弾道が打てました。同じモデルでも、重さや硬さによって微妙に味付けを変えるシャフトもありますが、
「ディアマナRF」はすべてのスペックで同じフィーリングが得られます。
ヘッド重量を考慮しながら、重さ、硬さを決めれば、ベストスペックが見つかるでしょう。

Diamana RF60 [S]

新作『ディアマナRF』はこれまで好評だったディアマナらしさに、新たな仕掛けが加えられた逸品。素材の良さ、強靭さ、左を怖がらずに振れるのはディアマナシリーズに共通する特徴ですが、それにこれまで以上の加速感とつかまりの良さがプラスされています。「左を怖がらずに振れる」と「つかまりが良い」は、相反することですが、最初に手にした時から、「このシャフトはそれを実現している！」という不思議な感覚がしたんです。

ダウンスイングでヘッドの加速感を感じしなり戻りも速い。インパクトでしっかりとボールが「つかまった！」という手応えがあり、ドロー回転がかかります。しかし、そのあとは必要以上に左にいかない。これまでの感覚なら、絶対にドローしている感覚でも弾道はほぼストレート。球をつかまえなければ飛ばせませんが、それ以上のつかまりは感じられない。ツアーモデルらしい“飛ばせるつかまり”を感じます。弾道のイメージは中弾道。極端に高く上がるわけではありませんが、つかまりが強調されているのでスピン量は抑えやすいです。どんなヘッドとも相性が良さそうですが、特にいま主流の低スピンで飛ばすヘッド、Ｍ2やエピック、RS-F等と、マッチングが良さそうです。

試打に協力いただいたのはヘッドスピード33〜45m/sの3名のアマチュアゴルファー。
ゴルフの腕前もシングルからアベレージと幅広い。
マイクラブと「ディアマナRF」の打ち比べでどんな結果が出るのだろうか。

持ち球はドローですが、仕事をしてくれるシャフトが好みです。打ち出し角が低いので、シャフトにはその辺りもサポートして欲しいと思っています。ただし、手元が軟らかいと切り返しのタイミングが合わず、打ち急ぎやチーピンのミスが出るので、使えるシャフトは限られていると思っています。「ディアマナRF」には、先が動いて程よくつかまる印象を受けました。スピンも少ない感じで、理想としているハイドローが打ちやすいです。何よりタイミングが取りやすく、同じボールが打てるのも好印象。キャリーもランも出せる、飛ばせる弾道が打てました。

ゴルフ歴が長くスイングバランスも非常に良い。ウィークポイントは打ち出し角が低くスピンが多めなこと。50Ｓならスピンを減らしつつ打ち出しを高く出来ます。

ドローヒッターの私にとって、先が動きすぎるシャフトは左へのミスが怖いので敬遠してきたシャフト。現在は先中調子のシャフトで“飛んで曲がらない”を追求しています。「ディアマナRF」は、確かに先が走る感覚がありますが、思ったよりも先がこないというか、やりすぎる感じがありません。タイミングも取りやすく、力まずに振ればヘッドが加速してくれる、そんな安心感を持てました。弾道も程よく上がり、曲がりも軽減できているような手応えもあります。ドライバーショットは調子の波が大きく、安定しないのが悩みでしたが、それが解消できそうです。

悪い時はクラブが寝て、下から入るタイプなので、やや硬めのスペックでボールがつかまりすぎないようにしています。狙い通り弾道が安定し、マイクラブに比べ打ち出し角がアップ。飛距離も伸びています！

タイミングが取りやすく、飛ばせるからと重めの重量で先調子のシャフトを好んで使ってきました。「ディアマナRF」は、そんな私でもスペックを合わせれば無理なく使えると感じました。ツアーモデルと聞いて、つかまりや高さに不安がありましたが、打っているうちにそんな思いは払拭できました。極端につかまるわけではない分、左へのミスが軽減。球の上がり方も理想的で飛距離が出せると、自信が持てました。以前は得意だったドライバーが、左右に曲がって安定しない時期が続き悩んでいましたが「ディアマナRF」で復調できそうです。

ボールをつかまえるスイングをしているので、飛距離を伸ばすにはスピードアップが必要。シャフトのしなりを使えるスペックをチョイス。振れる範囲で重い重量体のシャフトを選ぶのが飛距離アップの近道です。

「ディアマナRF」には飛ばしの要素が満載！

圧倒的な加速感がありながら、つかまりすぎない「ディアマナRF」。データを計測してみると、改めてその性能の高さを実感しました。HSが上がり、初速がアップ。インパクトでボールを押していけるからスピンも減少。飛びの要素が満たされるシャフトです。今回協力してくれたアマチュアのみなさんも、個々にあったスペックを選ぶことで、さらなる飛距離を手に入れています。50グラム台のRスペックからラインナップされているので、上手くスペックを合わせれば幅広いゴルファーが飛距離アップを果たせるでしょう。

PRODUCT INFORMATION

	Flex	Length mm	Weight g	Tip O.D. mm	Tip Length mm	Butt O.D. mm	Torque deg.	Kick Pt.
RF50	R	1168	55.5	8.55	75	15.50	4.4	MID
	SR		57.5			15.55	4.4
	S		58.5			15.60	4.3
	X		61.5			15.65	4.3
RF60	SR		63			15.70	3.5
	S		65			15.75	3.5
	X		68			15.85	3.4
RF70	S		73			15.65	2.9
	X		76			15.75	2.9
	TX		79			15.80	2.9
RF80	S		83			15.65	2.7
	X		86			15.75	2.7
	TX		89			15.85	2.7