クロカゲ3作目となる「XD」が遂にお披露目だ。
PGAツアーで話題となり、
国内ツアーでも使用者が急増中の注目シャフトは、
話題のヘッドとどんな相性なのか。
ゴルフクラブアナリストのマーク金井氏と、
“ゴルフタレント”の黒田カントリークラブさんが
打ち比べを行った。
クロカゲ3作目となる「XD」が遂にお披露目だ。
PGAツアーで話題となり、
国内ツアーでも使用者が急増中の注目シャフトは、
話題のヘッドとどんな相性なのか。
ゴルフクラブアナリストのマーク金井氏と、
“ゴルフタレント”の黒田カントリークラブさんが
打ち比べを行った。
マーク金井
MARK KANAI
黒田カントリークラブ
KURODA COUNTRY CULB
デュアルコアの搭載で
さらなる低スピンを実現
特徴はシャフト先端部に採用されたチタンニッケル線を2層にしたこと。
形状を記憶する性質を持つチタンニッケル線を、前作の1層から2層に強化したことで、
スピード感のあるしなり戻りを得ながらも、
適正なロフト角でのインパクトが可能となった。
より強くボールをとらえるので、スピン量が増え過ぎず前へ強くボールを押し出せる。
吹け上がりやつかまり過ぎを嫌う
アスリートゴルファーがターゲット。
ただし、「XD」では50g台のRからラインナップし、
より多くのゴルファーに対応する。
PGAツアーのトレンド“軽硬”を踏まえ、50Xや60TXのスペックも出揃った。
インパクト時のクラウンとソールのたわみを抑制する
2本の柱の中央部を細くしたことや、
さらに薄肉化したフェースなど飛びの最新技術が盛り込まれた。
究極のやさしさを実現したモデル。
スリーブとウェイトで弾道調整ができるモデル。
つかまり過ぎないヘッドデザインながらスイートエリアは広く、
低スピンを求めるゴルファーが扱いやすい。
直進安定性が高く、スイートエリアも広い。
つかまり過ぎず左へのミスを気にせず振れる。
女子プロからPGAツアーの選手まで幅広く選ばれている。
ツイストフェースでトゥとヒールの
ミスヒットに強く、直進性が高い。
弾道調整機能がついて、重心コントロールができる。
M4に比べ、ヘッド重量がある。
直進安定性が高く、スイートエリアも広い。
つかまり過ぎず左へのミスを気にせず振れる。
女子プロからPGAツアーの選手まで幅広く選ばれている。
ボールはプロV1Xを使用し、弾道解析機GC2で計測を行った。
50、60グラム台のRからXまでのシャフトを、
ローグ、M3、M4で試打。2人のベストスペックを探ってみた。
コントロールの効いた
フェードが打ちやすい
軽め・しっかりめスペックの「クロカゲXD」50Sとつかまり過ぎないヘッドの「ローグサブゼロ」の組み合わせはコントロールが効いたフェードが打ちやすいです。真っすぐ打ち出し落ち際にやや右に曲がる、よりコントロールしたフェードで飛距離も出すには、叩きにいっても決して左に行かないことがマスト。「クロカゲXD」は、先端剛性が高いだけでなく、しなり戻りも早い、“つかまるけど、つかまりすぎない”、絶妙な味付けでヘッドのポンテシャルを素直に引き出せます。軽さでスピードが出せるが先端がブレないのでパワー自慢のゴルファー、左右に曲がるという人まで幅広くカバーできます。
タイミングが取りやすく
左を消せる
重め・しっかりめスペックの「クロカゲXD」の60Sと「ローグサブゼロ」のマッチングで270オーバーのビッグドライブが打てました。いつもはもっとやわらかいシャフトを使っているので、僕にはオーバースペックと思っていたけど、振ってみるとタイミングが取りやすく、ボールも強く飛んでいく。いまはドライバーでは引っかけのミスが多いんですが、「やってしまった」という当たりでも極端に左に曲がらなかったのも驚き。左を消せるので、ティグランドでは色気が出そうなくらい、自信が持てます。
限界の飛びを
追求できる
ツアートレンドの軽硬スペック。低スピンがウリの「クロカゲXD」と弾道調整機能がついた「M3」にの組み合わせは、もうこれ以上ないくらいの低スピン仕様なクラブにすることが可能。私は普段ロフト9.5度で適正弾道ですが、「クロカゲXD」50Xならロフトを1度プラスしてスピン量を増やすと、ちょうどいい弾道になりました。ロフトを増やしても、つかまりすぎないので、左へのミスは気にしなくていい。「クロカゲXD」なら単純に高さとスピン量を調整できます。ヘッドスピードが早く「球が吹ける」と言う人には、持ってこいの組み合わせ。これなら飛ばしの3条件(ボールスピード・打ちだし角・バックスピン量)を“臨界点“まで追い込めます。
理想の球とミスの軽減
どっちも実現!
「クロカゲXD」のシャフトスペックと「M3」の調整機能を組み合わせると、かなりのバリエーションになって、どれも魅力的な1本になりますね。シャフトの性能なんてわからないと思っていたけど、これだけの幅があると「自分に合うってこういうことなんだ」ってわかった気がします。だって飛んでいくボールは、素直で嘘をつきませんから。打ちたい球と、消したいミス、相反することができちゃうのが、「クロカゲXD」と「M3」のマッチングだと感じました。
ヘッドを邪魔しない
相性抜群!
カスタムクラブの標準的なスペック「クロカゲXD」60Sと、直進性が高く左に行きにくい「M4」とのマッチングは、「このヘッドのためにつくったのか」と思わせるほど相性抜群です。つかまりすぎない「クロカゲXD」の性格が、真っすぐ打っていく「M4」の特性を邪魔することなく、双方が高めあっているように感じます。手元剛性を最適化し切り返しで間がとりやすいのも、「クロカゲXD」と「M4」の相性の良さを感じるポイント。切り返しからシャフトの動きに合わせて振れば、ゴルファーのベストパフォーマンスが発揮できる。フェードヒッターはもちろん、ドローヒッターでチーピンなど左へのミスを嫌うゴルファーも、安心して打っていけます。
とにかく曲がらない
自信が持てる直進性
軽めの50Sでもドーンと直進性の高いボールが打てました。飛距離も打ちやすさも感じます。僕自身、つかまり過ぎるミスがある一方で、右へ大きく曲がるミスも抱えています。が、「クロカゲXD」と「M4」の組み合わせは左右どちらの曲がりも抑えることができました。右に抜けそうなスイングでも、しっかりと幅に収まるんです。とにかく曲がらない、それでいて力を全部飛距離に変えてくれる、そんな力強い弾道が打てました。
幅広いプレーヤーの
「飛んで曲がらない」を実現
「クロカゲXD」の良さは、なんといってもシャフトの挙動安定性です。シャフトで負荷がかかるのが先端ですが、そこにニッケルチタンをダブルで使って安定感を出しています。入射角や打点が安定するので、毎ホール飛ばせるわけです。切り返しで手元のしなりを感じるのも、タイミングが取りやすいポイント。切り返しで大切な間を、シャフトが作ってくれる。間の作りやすいシャフトなんです。さらに、重量が変わってもフレックスなりの硬さを出しているのは、技術の高さを感じる部分。重くなれば硬くなるはずなんだけど、重さと硬さを切り離して、しっかりと管理している、品質の高さは安心して振っていける要素です。旬なヘッドとの相性を探りましたが、私が一番の飛んだのがM4と「クロカゲXD(50S)」のマッチング。直進性が高いヘッドに、左を恐れず振れるシャフトの組み合わせは、左へのミスを恐れるドローヒッターのみならず、飛んで曲がらないを求めるフェードヒッターにもドンピシャな1本だと断言します。
MY BEST CHOICEKUROKAGE XD FLEX-50S × M4 10.5°
左右に曲がる
ドライバーの悩みが解決!
シャフト次第でここまで曲がらず、しかも大きく飛ばせるなんて、もっと早く教えてほしかった。これでドライバーの悩みは一気に解決しそうです。なかでも僕が一番飛んだのが、ローグサブゼロと「クロカゲXD(60S)」の組み合わせ。まさかの270オーバーには、本当にビックリ。尚且つ、「これはOB」という当たりが、目を疑うほど真っすぐ飛んでいく。も〜う、本当にどうなっているのかわかりません。さらに「クロカゲXD」は、コスメの格好良さも文句なし。光の当たり方で色が変わるなんて、お洒落すぎます! 今年はコレ付けとけば、いろんな意味でスキルアップが叶うでしょう。ゼッタイに買って損なし!!ナイスカントリー!!!
MY BEST CHOICEKUROKAGE XD FLEX-60S × ROGUE SUBZERO 10.5°