先に発売されて好評を得ていた「ディアマナ BF」「ディアマナ RF」に続いて、ついに「ディアマナ DF」が新登場。
これで新世代のディアマナシリーズが3モデル揃ったことになるが、新しい「ディアマナ DF」はどんな性能のシャフトに仕上がっているのか。
ゴルフタレントとして活躍中の黒田カントリークラブさんと、ゴルフライターの鶴原弘高さんに試打して確かめてもらった。
先に発売されて好評を得ていた「ディアマナ BF」「ディアマナ RF」に続いて、ついに「ディアマナ DF」が新登場。
これで新世代のディアマナシリーズが3モデル揃ったことになるが、新しい「ディアマナ DF」はどんな性能のシャフトに仕上がっているのか。
ゴルフタレントとして活躍中の黒田カントリークラブさんと、ゴルフライターの鶴原弘高さんに試打して確かめてもらった。
フリーランスのゴルフライター。
GDOで連載中の試打企画『新製品レポート』ではツルさん役としてお馴染み。
普段から多くの新製品を試打していて、シャフトの性能にも詳しい。
ゴルフギア情報を発信する会員制ウェブサイト『3up CLUB』では
キャスターも務めている。
ドライバーの飛距離は約270ヤード。ベストスコアは69。
ゴルフ大好き芸人として、ゴルフメディアへの出演やイベントMCとして活躍中。
パターは得意だが、どうしても球が散らばってしまうドライバーが苦手。
ちゃんと当たれば、ドライバーの飛距離は約250ヤード。
ゴルフ歴は6年。爆発力はあるが調子に波があり、
平均スコアは90くらいだとか。
持ち口上は「ナイス・カントリー♪」。
「ディアマナDF」は、中間から先の剛性を高めた、操作性が高く、
吹け上がりを抑えることができるいわゆる「叩けるシャフト」だが、
上級者やハードヒッターだけではなく、
ヘッドスピードがそれほど速くないアマチュア/アベレージゴルファーが手にしても、
打点ブレを軽減できるというメリットが生まれる。
「ディアマナ DF」はヘッド挙動が安定するため、一般的な中調子シャフトと比較して
約20%も打点のバラつきが押さえられるという検証結果※も出ているという。
どんなゴルファーが使っても再現性の高いインパクトが迎えられて、
その結果として“飛んで曲がらない”を実現する。
それが新しい「ディアマナ DF」なのだ。
※三菱ケミカル実施のヒューマンテストによる
2人のアマチュアゴルファーに「ディアマナ DF」を打ってもらい、弾道計測器のGC2を使って飛距離を測定。
フェースには打点位置が分かるようにショットマーカーを貼り、芯に当てやすいかどうかを検証した。
「1発目からナイスショットが打てたので、自分でもビックリしました。なにより周りのスタッフさんが驚いていましたよ(笑)。ディアマナはアスリートが使うシャフトだというイメージを持っていたので、アマチュアのボクにはツライんじゃないかと思っていましたが、意外と普通に打てちゃいましたね。もっと驚いたのは、続けて打った2発目、3発目、4発目も、まったく同じようなナイスショットになったこと! フェース面のシールを確認すると、見事に打点位置が揃っていました。この安定感はハンパないです。スペック的には50グラム台のSが、ボクにはスピードを上げて振れる感じでちょうど良かったです。飛距離も出ていますね〜。うれしい!!!」
「もともと僕は手元側が硬いシャフトは苦手なので、手元側にしなりを感じられるディアマナ DFはとても振りやすく感じました。切り返しのタイミングを取りやすくて、スムーズにクラブを振り下ろせます。三菱ケミカルの素材と設計の良さだと思いますが、手元がしなるのにシャフト全体の追従性が高くて、スピードを上げて振っていけるところが特にいいですね。打ち出される弾道は強く、しっかりとボールを押して飛ばせるフィーリングもあります。僕はけっこう振っていくタイプなので、スペックは60グラム台のXかTXが良さそうでした。今回のディアマナ DFの打点結果は、僕にはかなり良いほうです。いつもは、もっと打点が左右にブレています(笑)」
3つのモデルを打ち比べてみましたが、
どのモデルにもハードさは感じませんでした。
アマチュアでも十分に打ちこなせる許容力がありますね。
ボクが打って、いちばん結果が良かったのは「Diamana DF」。
インパクトの打点位置が揃うおかげなのか、
曲がりづらく、飛ばしやすかったですね。
シャフトのデザイン的にも、全長がブラックでDiamanaの文字が
ホログラム印刷されている「Diamana DF」がカッコいいと思います。
どんなカラーのヘッドとも相性が良さそうですね〜。
ディアマナシリーズの長所は、シャフトの追従性がいいところです。
どのモデルもしなり戻りがスピーディーで、
ヘッドが遅れてこないのがいいですね。
ただし、打ち出される弾道には3モデルで少し違いがあります。
「Diamana RF」は高弾道のドロー系、「Diamana BF」は中弾道で
ストレートに近いドロー系、「Diamana DF」は中弾道でフェード
寄りのストレート系、という感じです。
自分が打ちたい球筋や、自分が使うヘッド性能との相性で使用する
モデルを決めるのがいいと思います。
「Diamana」の最新世代は青(BF)、赤(RF)と来ていましたので、ハードヒッター御用達の“白系”がくると予想していましたが、DFはこれまでにないタイプと言えそうです。端的に言うと、球がつかまらなさすぎる、ということがありません。ひっかけづらく、ボールに厚くインパクトして押し込める性能はそのままに、アマチュアにも扱いやすくなっています。重量とフレックスのバリエーションが多く揃っているので、黒田カントリークラブさんのように「振りやすくて、ナイスショットの確率が増えた」と感じるゴルファーが多いのではないでしょうか。
昨今のドライバーは、慣性モーメントを高めることでヘッドがブレづらく、よりオートマチックに飛ばせるように進化しています。しかしその反面、慣性モーメントの大きいヘッドは重心位置が深く設計されているため、プレーヤーがヘッドの動きをコントロールしづらくなっているのも事実です。それゆえ先端の強度が高いシャフトを装着することで、やさしく飛ばせるヘッドの性能をいかしつつ、ヘッドのコントロール性を向上するのがトレンドになりつつあります。「Diamana DF」は、手元側にしなりが感じられるシャフトですが、先端はとてもしっかりしています。今どきの深重心ヘッドに装着してもヘッド挙動の安定性が高く、切り返しでため込んだパワーを余すことなく、しっかりとボールに伝えられるのは大きな魅力です。
また、クラブメーカー各社の2018年モデルのドライバーは、プロユースのモデルでも球をつかまえやすい性能に寄ってきています。スピード感を出して、しっかり叩けて、なおかつ左へのミスが出づらい「Diamana DF」は、そういった最新ドライバーにも最適なシャフトだと思います。
撮影協力:カメリアヒルズカントリークラブ