岡本綾子プロ
1951年、広島県生まれ。ソフトボールではサウスポーの4番エースとして1971年に国体で優勝。その後ゴルフを始めて1975年にプロ入り。国内外のツアーを歴戦し、米LPGAでは外国人初の賞金女王となる。これまでの生涯成績は、国内ツアー44勝、米LPGAツアー17勝、欧州ツアー1勝。2005年には世界ゴルフ殿堂入りを果たした。
山田久志さん
1948年、秋田県生まれ。1969年に阪急ブレーブスに入団し、アンダースローのピッチャーとして通算284勝を挙げて名球会入り。プロ野球史上最強のサブマリン投手と称されている。現役引退後は、コーチや解説者として活躍。ゴルフを始めたのは、プロ野球のルーキー時代から。趣味ながらも真剣にエージシュートを目指して取り組んでいる。
岡本:新しい『JPX EIII svドライバー』は、私がミズノにお願いして開発してもらったクラブです。
私が現役時代に気に入って使っていたクラブを参考にして作ってもらったんですよ。
山田:たしかに構えやすいですね。打ってみると打感がいい。僕は前モデルの『JPX EIIIドライバー』を使っていますが、この新しいモデルのほうが飛びますね!
岡本:現代のドライバーは、私が現役時代に使っていたクラブよりもはるかにヘッドが大きいです。けれど、このドライバーはバックスイングを始動しやすく、スッと抵抗なくトップまでクラブを持っていけるようなデザインにしてもらいました。ヘッドには調整機能も付いているので、山田さんのスイングと弾道に合わせて調整してみましょう。
山田:調整してもらったら、球のつかまり度合いが変わりましたね。理想的なドローの球筋になって、このほうが飛んでいます!
岡本:山田さん、ナイスショットですね。このドライバーのソールには移動式のウェイトがあって、配置を変えると球のつかまり度合いが変えられるようになっています。ネックにはロフトの調整機能もあるので、その日の天候や体調に合わせて調整してもいいでしょう。でも、くれぐれも競技中には調整しないでくださいね。ルール違反になっちゃいますから(笑)。朝の練習場で調整するようにしてください。
山田:僕も50歳ぐらいまでは、「山田さん、よく飛びますね~」なんて言われていましたが、近年は飛距離がどんどん落ちてきて悩んでいたんです。でも、この新しい『JPX EIII sv ドライバー』なら、昔の飛距離を取り戻せそうですよ!
岡本:アイアンには2つのモデルが用意されています。ひとつは、チタンフェースのモデル。もうひとつは、ホットメタルというモデルです。山田さんは、チタンフェースのアイアンがいいと思いますよ。打ってみてください。
山田:打ちやすいですね。それにアイアンも打感がいいです。なによりミスしても飛距離が落ちないし、曲がりが少ない。とてもやさしいアイアンですね。
岡本:高弾道のいいドローですよね。山田さんはフェースの芯を外すミスショットが多いですが、このアイアンを使っていれば、一般の人にはいつもナイスショットを打っているように見えるでしょう。プロの私の目は、ごかませませんけどね(笑)
山田:いいショットに見えるのは、まさしく『JPX EIII チタンフェースアイアン』のおかげですよ。もうひとつのホットメタルアイアンも打ってみましたが、こちらはフェースの弾き感がスゴイですね。ものすごく飛んでいます!
岡本:飛距離なら『JPX EIII ホットメタルアイアン』が上回るでしょう。山田さんがおっしゃるとおり、フェースの反発がとてもいいアイアンです。でも、スイートエリアが広くてやさしいのは、チタンフェースのアイアンのほう。だから打点がバラつく山田さんには、チタンフェースのほうが合っていると思ったんです。
山田:僕もそう思います。『JPX EIII チタンフェースアイアン』でも、7番で150ヤードは飛んでいるので飛距離的には十分です。このドライバーとアイアンがあれば、僕のエージシュートの夢が叶うかも知れません。
田中:先ほどの試打では、どうもお疲れさまでした。さっそくですが、山田さんは新しいJPX EIIIシリーズを打ってみて、率直にどう感じられましたか?
山田:ドライバーは、よく飛んでいましたよ。僕はミスすると右へ飛ばしてしまうのですが、新しいモデルは、以前のモデルよりも球をつかまえやすく進化しているように感じました。高弾道のドローで飛ばしやすかったですね。
田中:まさに、それが新しいドライバーを開発するうえで狙っていたところです。従来のモデルも一定の評価をいただきましたが、ミズノで調査したところによると、まだ62%ものゴルファーの方がスライスしているという結果が得られました。そこで新しいモデルは、もっとヘッドの返りを良くして、球をつかまえやすいモデルとして開発しました。
岡本:アマチュアゴルファーの多くが、スライスに悩んでいますからね。それは私が現役時代だった頃から今に至るまで、まったく変わっていません。『JPX EIII sv ドライバー』は、アマチュアの皆さんが打っても、やさしくてボールをつかまえて飛ばせるクラブに仕上がっていると思います。田中さん、具体的にはどういった設計になっているのですか?
田中:ヘッドのトゥ側とヒール側を軽量化して、ソールに10グラムのウェイトを配分しています。そうすることで従来モデルよりも重心角が大きくなり、重心距離も短くなるようにして、ヘッドを返しやすく設計しています。
山田:球のつかまり具合を、ソールのウェイト配置で調整できる機能も便利ですよね。僕の場合は、ウェイトの位置を中間にしたときに、ちょうどいい飛ばせるドローを打つことができました。
岡本:山田さんはその設定にすると、とてもいい回転のドローボールを打っていましたよ。理想的な弾道で、安定して飛ばせていました。
田中:ソールの可変式ウェイトは、三段階に調整することができます。標準の設定ではウェイトがソールのいちばん後方にセットされていて、もっともヘッドが返りやすく、ハイドローを打ちやすくなっています。山田さんの場合は、それよりも少しヘッドの返りを抑えた中間のポジションにすると、最適弾道が得られたようです。ゴルファーの皆さんには、もっとも飛ばせる弾道が得られるようにご自身で調整して使ってほしいですね。ミズノのフィッティング施設に足を運んでいただけると、専任のクラブフィッターが弾道を計測しながら調整することも可能です。
岡本:ゴルファー個人のスイングや弾道に合わせてクラブを調整することは、とても大切です。それはドライバーだけでなく、アイアンだって同じ。アイアンはライ角が自分に合っていないと、まっすぐにボールを飛ばせないんですよ。
JPX EIII svシリーズには2モデルのアイアンが用意されていますが、どちらもライ角の調整ができるように作られています。ぜひゴルファーの皆さんにはミズノのフィッティングを受けてライ角を調整して、クラブの性能をフルに発揮できるようにして使ってほしいと思います。
山田:新しいJPX EIII svシリーズは、僕のような団塊世代のゴルファーに最適なクラブですね。今日はそれがよく分かりました。僕の頼りになる相棒となってくれそうです。