ミズノからニューモデル「MPドライバー」が登場した。
「MP」ブランドに対して、「難しい」「パワーヒッター向け」という印象を持った人は多いが、今回のモデルはそんなイメージを覆す「やさしく飛ばせる」ドライバーに仕上がっているという。
特に「やさしさ」を感じられる「MP TYPE-2ドライバー」を、アマチュアゴルファーに集まっていただき、マイクラブとの打ち比べをしてもらった。
撮影協力：紫カントリークラブ すみれコース

ドライバーの悩みは飛距離不足です。50歳を過ぎたあたりから、どんどん飛距離が落ちてしまっています。
そんな私にとって、「MP」は正直、縁のないモデルだと思っていました。ヘッドスピードがある程度なければ使いこなせないと思っていましたからね。
しかし、今回「MP TYPE-2ドライバー」を打ってみると、そんなイメージが大きく変わりました。構えやすい玄人好みの顔の良さや引き締まった打感は今までの「MP」のまま、私でもやさしく飛ばせるクラブになっていたんです。球も高く上がるし、つかまりもいい。
それに、オフセンターヒットしても飛距離をあまりロスしていない感じがしました。まさか、「MP TYPE-2ドライバー」が私の飛距離不足の悩みを解消してくれるとは思いませんでしたよ（笑）。

※コース練習場、GC2による計測の平均値

まず興味を持ったのはソールデザインです。
今までの「MPドライバー」はどちらかというと地味な印象があったのですが、今回の「MP TYPE-2ドライバー」のデザインからは洗練されたスマートな印象を受けました。
めちゃくちゃかっこいいです！キャディバッグに入れたくなりますね。
そんなカッコよさがあるのに、打ってみると意外なほどやさしく飛ばせることにビックリしました。
打った瞬間のボールが飛び出すスピードは自分のクラブよりも明らかに早かったですね。その勢いがそのまま衰えずに飛んでいくイメージ。伸びのある心地よい弾道でグングン伸びていきました。ボクは球が低く出た後にふけ上がってしまい、飛距離が出ないのが悩みでしたが、理想的な弾道になりました。飛距離も十分でています！
また、振りやすく、フィニッシュで体がよろけなかったのも好印象。これなら安定して飛ばせますね。

※コース練習場、GC2による計測の平均値

上がり3ホールなど疲れてきたときや飛ばそうと思ったときにチーピンが出てしまうのがドライバーの悩みです。
ヘッドスピードは速い方なので、ミスヒットすると曲がり幅も大きくなってしまうんです。
でも、今回の「MP TYPE-2ドライバー」なら、そんなミスが減りそうです。極端にいえば、フェースのどこに当たっても真っすぐ飛ばせる感覚です。
ボールをしっかりつかまえながらも弾き感のあるフィーリングは心地よいし、「飛んでいる！」と思わせてくれる打音も最高。実際、初速が速く、力強くボールが直進してくれるので自分のクラブよりも曲がらないし、大幅に飛距離アップしています。
それにシャフトの動きも素直で振りやすいのもポイント。スムーズに振り切ることができました。
ミスヒットにも強い点も嬉しいですね。すぐに実戦で使ってみたくなりました。

※コース練習場、GC2による計測の平均値

同じブランドでありながら、ウッドとアイアンでこれだけイメージが異なるクラブも珍しい。
軟鉄鍛造の代名詞的存在である「MPアイアン」は、ゴルフ観が高く、審美眼のあるプレイヤーが使うクラブ、誰もが憧れるカッコいいクラブという印象があるが、「MPドライバー」はどうだろうか。一部の上級者やパワーヒッターのみが使うクラブという印象があり、どこか敬遠しているアマチュアゴルファーが多かったように思う。
しかし、ニューモデル「MP TYPE-1/TYPE-2ドライバー」の登場により、そのイメージは大きく変わる。実際、今回試打した3人のアマチュアゴルファーも「カッコいい！」と声を揃え、そのやさしさや飛距離性能に興奮していた。
「MP」らしい顔と打感の良さを継承しながら、デザイン、やさしさ、そして飛びのポテンシャルが大幅にアップした「MPドライバー」。
そう遠くない将来、「MPアイアン」と同様にゴルファーの憧れの存在となり、「MP」ブランドはさらなる高みに到達するのではないだろうか。

NEW MPドライバーは、従来品よりも高初速エリアの63%アップを達成しました。

■MP TYPE-2(460cm³)と従来品(450cm³)の比較（ミズノ調べ）

フェース部分の強度を保ちながら、フェース中心部に厚みを持たせ質量を付加し、
フェース周囲部を薄くすることにより、フェースのたわみを増幅！（特許4703085）

ウエーブテクノロジーソールの採用により、フラットなソールよりも、フェースセンターでのたわみを約10％アップ。

フェース部は、鍛造製法と素材により、強靭な強度としなやかさをあわせ持ったストロングフォージドエリートチタンを採用。
一般的なチタン合金(6AI-4V)に比べ10％強度が高く※、フェース周囲部の強度を持たせながらも、薄肉化の設計を可能に。
※フェース溶接前試験片で、大同リサーチによる試験結果。

素材断面顕微鏡写真

ワッフルクラウン設計により、クラウンを5g軽量化。