プロが勝つために選んだ武器、それがiD nabla

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9月13日に新発売されたPRGR iD nablaシリーズのプロ・アスリートモデルは、TeamPRGRの矢野東、谷原秀人両プロの、ギアへの熱い思いが結実した傑作です。プロならではの様々な意見やアドバイスが反映された”New Weapon”について、両プロに語ってもらいました。

「プロが使うクラブは難しいと思っているアマチュアの方が多いようですが、それは誤解です。プロが求めているものもアマチュアと基本は同じです」と、PRGR契約プロとしてギアの開発にも参画している谷原秀人プロは語る。「プロが使うものであっても、やさしさと機能が重要なのはアマチュアと同じ。ただし、求めるやさしさが異なるので、そこをしっかり見極めて欲しい。
谷原プロにとっては、３代目となる新作のiD nabla TOUR IRON。今作には一層の手応えを感じている。「まず、より構えやすくなったところが気にっています。この小振りでストレートなネックが構えやすく、出球のイメージが沸き、ショットが打ちやすくなるのです。フェード／ドローや出球の高低などの打ち分けもはっきりとイメージできます」。もちろん形状だけではなく、小振りなヘッドながらも操作性を考慮した短重心設計などの機能／性能の向上もいうまでもない。「飛んで止まりますね。スピンが効いて、しっかり芝をかんでいる感じが伝わってきます」と谷原プロはその進化を語る。

プロの最終目的、それは勝つこと。トーナメントで優勝すること。そのために日々鍛練、努力を続けている。そして、勝つためには、よいパートナーとの出会いが何よりも重要。優れたギアを手にするかどうかで勝者とそれ以外が分かれることになる。
PRGR契約プロの矢野東プロは「ギアの性能を十二分に活かして戦うのが私のスタイル」と語る。iD nabla BLACK FORGED IRONとはすでに1年以上の付き合い。「このクラブが気に入って今も変えずに使っています。こだわる理由はそのやさしさにあります」と矢野プロ。

「具体的には、飛ぶこと、上がること、そしてスピンがよくかかること。難しいことを考えずに素直にショットに集中できるのが魅力です」。このiDナブラブラックフォージドアイアンは見た目はシャープですが、＃3～＃8までは中空構造。苛酷なトーナメントのここ一番で、ショットにとことん集中しなければならないプロだからこそ、クラブのやさしさが重要になってくるのだ。

「打感がいい」とiD nabla TOUR WEDGEの第一感を語る谷原プロ。微妙なフィーリングがスコアメイクには欠かせないプロならではの感想だ。
性能については「スピンがよくかかり、高さが出せるのが魅力です。プロの大会ではグリーンがかたく設定されていて、スピンだけでボールを止めることが難しいことがよくあります。そのような場合には、ボールを高くあげて止めるのですが、その高さが出せるウェッジはあまりないのです」と谷原プロ。

谷原プロのウエッジはType-H。ロー・バンスで、バンカーやアプローチで、フェースを開いてショットをする人向きだ。「バンスが大きいと跳ね返ってしまう心配があるのでトレーリング部分を大きく面取りしてあります」と谷原プロ。

もともとPRGRのウエッジには高い信頼性を置いていたという矢野プロ。自らの意見を反映させた新作 iD nabla TOUR WEDGEについては「より性能が向上しています。打った時、ボールがフェースに乗っている時間が長いように思います。いわゆる、くっつきのいい感じで、スピンがかかりやすいですね。私が使っているのはハイ・バンスのType-A。バンスが大きいタイプなので、アマチュアの方の場合、バンカーショットが易しく打てますよ」。

中弾道でピンを狙う
「飛距離／弾道ともに満足しています」とNEW egg SPOON/FWを使用した谷原プロ。まだ実戦配備してからわずかだが、日々、その信頼性は増している。「飛ぶことは重要ですが、高さがちょうどいいですね。高過ぎると、風などの影響を受けやすいですし、あまり低いと、今度はグリーンで止まってくれません」。中弾道でピンを狙っていく自信が谷原プロに漲っている。

問答無用の飛び
「問答無用に飛びますし、ボールもよく上がります」と矢野プロ。しかしそれだけではない。スプーンはプロにとっては、ティショットでも使用し、パー５などではピンを狙うクラブ。やはり、アマチュアが持っている運ぶというイメージとは若干違うようだ。「NEW egg SPOON/FWが気に入っている点は、直進性も高いのですが、フェード／ドローの打ち分けも容易なところです」。FWとはいえ、常にピンポイントのショットが要求されるプロならではのコメントだ。

「誰もが欲しがる理想のボール。それは飛んで止まるボール」と矢野プロ。
「iD nabla　SPIN BALLはそれに近づいていますね。まず、柔らかい打感がいいですね。抵抗感がなく、スピン性能も向上しています。普通、ボールにこの柔らかさを持たせると、飛距離に影響が出てしまうものなのですが、このボールはそれを克服していると思いますよ」。この柔らかさのおかげで「パッティングも、いいフィーリングで打てています」と矢野プロ。

番手	#4	#5	#6	#7	#8	#9	#Pw
ロフト角（°）	22	24	27	30	34	39	44
ライ角（°）	60.5	61	61.5	62	62.5	63	63.5
フェースプログレッション（mm）	3	3	3	3.5	4	4	4.5
素材	フェース：ニッケルクロムモリブデン鋼SAE8655M）ボディ：軟鉄（S20C）インサート材：振動吸収フォーム/＃3-5 フェース：ニッケルクロムモリブデン鋼SAE8655M）ボディ：軟鉄（S20C）インサート材：αGELR/＃6-8 ボディ：軟鉄/＃9-PW
製法	フェース：圧延ボディ：鍛造

番手	3W		5W	7W
ロフト角（°）	15.0	16.5	18.0	21.0
体積(cm³)	138	138	141	123
フェースアングル(°)	-1.0	-1.0	-2.0	-3.0
ライ角(°)	60.0	60.0	60.5	61.0
素材	フェース：マレージング鋼(475板材) ボディ：ステンレス(SUS630) ソール：タングステン合金(Ni、W、Fe)
製法	フェース：圧延ボディ：精密鋳造ソール：精密鋳造