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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2024 8.22 THU ⇒ 8.25 SUN 芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県糸島市) 賞金総額¥100,000,000 優勝賞金¥20,000,000

コースセッティング・アドバイザー田島創志の18ホール解説

芥屋ゴルフ倶楽部KEYA GOLF CLUB

OUT 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL
445 432 208 449 410 543 426 161 540 3614
4 4 3 4 4 5 4 3 5 36
IN 10 11 12 13 14 15 16 17 18 TOTAL
480 444 168 534 377 402 469 194 592 3660
4 4 3 5 4 4 4 3 5 36

1

パー4 / 445yd

大会恒例となっている、選手が自ら選んだ曲で登場するホール。ティイングエリアから真っすぐ見える打ち下ろし。ティショットは左サイドのOBが浅いので注意が必要。ティイングエリアは後方とその少し前と、日によって変更。そのため使用クラブや番手が変わってくる。攻め方がポイントになる。

2

パー4 / 432yd

打ち上げのパー4。右のクロスバンカーに入れるとセカンドショットをグリーンに届かせるのが難しくなる。グリーン面が見えないので、左手前のバンカーに入れると難しくなる。いかにバンカーを避けてショットするか、正確なマネジメントが要求される。

3

パー3 / 208yd

グリーンは横長で奥行きは22ydしかない。2段グリーンになっていて、段の上にピンが切ってあると難しいので、基本的には手前から攻めていく必要がある。まずは、日によって切られるピンの位置に警戒したい。

4

パー4 / 449yd

左サイドがOBで、フェアウェイバンカーに入れると次が狙えないやっかいなホール。レイアップする選手もいるはず。セカンドショットは打ち上げで、左サイドに落とすと崖のようになっているので、左の距離感だけは最大限の警戒が必要。

5

パー4 / 410yd

打ち下ろしで、2打目付近からやや左ドッグレッグ。風がフォローであれば、ティショットでグリーンの手前まで運べる。グリーン形状は右サイドが高く、マウンドのようになっていて傾斜がきつい。ピン位置によって正しいマネジメントが要求される。

6

パー5 / 543yd

打ち下ろしだが、ティショットを打っていく面が見えない。見えない2つあるバンカーもやっかいで、いかに避けるかがポイント。セカンドショット以降は、グリーンの縦幅が狭いのでオーバーかショートか決め打ちに。3打目でしっかり止めるマネジメントが必要。

7

パー4 / 426yd

ティイングエリアは後方に変更され、距離がたっぷりのホールに。ゆるい打ち上げで、ランディングエリアの右クロスバンカーはかなりアゴが高いのでバンカーを避けるマネジメントが必要。2段グリーンは1mぐらい落差。プロならではのショット力が試される。

8

パー3 / 161yd

ホールインワンが出やすいホール。グリーンの面は見えるが、受けグリーンではないので、フォローの風のときに奥にオーバーすると大けがをする。グリーン右の斜面に球を落とさないこと。微妙な距離感に細心の注意が必要なホール。

9

パー5 / 540yd

一番後方のティイングエリアを使用。距離がしっかりあって、左のバンカーが効いている。右のラフにいくと松の木がスタイミーに。フェアウェイキープでバーディを狙えるかどうか決まるホール。しっかり打つか刻むか。パー5とはいえカンタンなホールではない。

10

パー4 / 480yd

インの登場曲ホール。ティイングエリアは後ろと前を使い分け。ゆるい打ち下ろしで、風の吹き方によって、右サイドのOBに行きやすいホールに変わるので注意が必要。ホール全般を通して風に影響されるため、見極めがカギになる。

11

パー4 / 444yd

フェアウェイの面が見えないブラインドホール。左サイドの木のラインをしっかり狙っていく必要がある。グリーン奥にはOBがある。ピンが奥に切られたとき、勇気をもってピンデッドにせめていけるか、技術と度胸が試される。

12

パー3 / 168yd

大会名物のDJホール。選手にとってはバーディを狙っていくパー3となるので、ギャラリーがもっとも楽しめるホールのひとつ。難しさがあるわけではないが、正確なキャリーボールで止まる球が要求される。

13

パー5 / 534yd

フェアウェイの左右にあるバンカーを避けて打っていけば最高の結果が期待できる。セカンドショット以降は打ち上げになっているが、打ちにくさはない。イーグルが出るホールだけに、観戦ホールのひとつとしておすすめ。

14

パー4 / 377yd

打ち下ろしでフェアウェイも広い。フォローの風が吹けば、グリーン近くまで打っていける。ただ、風が抜けるホールなのでウェッジの精度が問われることになる。観戦するならグリーン左サイドからが見やすい。

15

パー4 / 402yd

左ドッグレッグ。ティショットでバンカー超えがキャリー230yd。270yd超だと抜けてしまう。3Wでフェアウェイに残すか、1Wで左すれすれを狙うか。グリーンが右手前から左奥に傾斜していて細め。フェアウェイからヒットしないとボールが止まりにくい。

16

パー4 / 469yd

距離のあるパー4。打ち下ろしだが、北東の風の時はアゲンストになって最難関ホールとなる。グリーン形状が饅頭型で止まりにくい。ショットの精度が見どころに。難しいホールだが、南西の風の時はフォローの風になるので一転してやさしくなる。

17

パー3 / 194yd

しっかり距離のあるパー3。ミドルアイアンでボールを止めるショットを打てるかどうかで、バーディを獲れるかどうかが決まるキーホール。グリーンは左下から右上にかけて傾斜。つかまった球を打つとバンカーに入る。

18

パー5 / 592yd

ティイングエリアが後方に伸びて590yd近いパー5に。フォローかアゲンストか、風を警戒すれば大きな問題はない。右手前のグラスバンカーはバンカーへと変更になった。バンカーをしっかり越えていけば2オンできる。

解説

田島創志(たじま・そうし)

1976年生まれ。群馬県出身。日大出身。2000年にプロ転向し、03年「久光製薬KBCオーガスタ」で初日から首位を守って完全優勝。ツアー通算1勝。JGTO(日本ゴルフツアー機構)の元競技担当理事。現在はコースセッティング・アドバイザーを務める。

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