高校卒業後、祖父の経営するゴルフ練習場で毎日汗を流す森田理香子。
そこには家族、コーチと森田のプロへの道を後押しする環境がある。幼稚園の時から練習場で遊び、8歳からゴルフに真剣に取り組んだという彼女はジュニア時代に数々のタイトルを獲得してきた。そんな彼女でもプロテストには特別な想いがある。「今までの試合の中で一番大切な試合、意地でも合格したい!出来ればトップ通過で!」と意気込む反面、「緊張しています」と本音がこぼれる。
ゴルフの時は常に真剣な眼差しの彼女だが、ゴルフを離れた瞬間、ふと18歳の素顔がこぼれる。
プロテスト1週間前、森田理香子のONとOFF、そして家族、コーチの想いを聞いた。
プロテスト最終日、並み居る強豪を抑え、森田は単独6位で念願のプロライセンスを獲得。
合格後「私、カッコ良かった?」とのろける彼女の表情には安堵の笑みが溢れていた。家族、コーチもホッとした様子で彼女の合格を喜んだ。
報道陣からの「今後の意気込みは?」との質問に、「プロとして恥ずかしくないプレーをしたい」と語った彼女にはすでにプロとしての自覚がに目覚めたように見えた。