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クラブハウス探訪
米子ゴルフ場  10/20 更新
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 女性と高齢者にやさしく明るいハウス

エントランスホール

所在地/鳥取県米子市両三柳3192-2
電 話/0859-29-4444
開 場/昭和38年8月25日
コース/18H 6267Y P72
ハウス設計/(株)桑本賢一設計事務所
ハウス施工/西武建設・栗林組特定建設工事JV
延べ床面積/1792.86平方m
構 造/鉄骨造り

米子ゴルフ場は、昭和38年開場と鳥取県ではもっとも古い。(財)米子市福祉事業団が経営する パブリックコースである。シーサイドでフラットなコースだが、旧ハウスは女性専用トイレがないような状態で、とても現在のゴルファーニーズを満たすものではなかった。そこで、昨年新築されたハウスでは女性、あるいは高齢者にやさしいハウスを目指したという。

 松林にセパレートされた林間コースの評価は高かった。だが、旧ハウスは、老朽化が進んでいるだけでなく、施設面でも男女共用のトイレ、後から取りつけたために水圧の低いシャワーなど、使い勝手の悪いものだった。新ハウスでは、光を存分に取り入れて明るくカジュアルなイメージを出すとともに、設備面での問題点を考慮し、機能性を重視した。

 「地元ゴルファーということもあって、あまり風呂場の利用率も高くなかったので、シャワーにしようという意見もでましたが、せっかくの新しいハウスですし、来場ゴルファーも馴染まないだろうということで、浴槽のある風呂場にしました。来場者数の増加もさることながら、風呂に入って帰られるゴルファーがグッと増えました」(森本晃一副支配人)

 その他にも、以前は離れていたフロントとスタート室を、どちらも事務所内からすぐに行けるようにした。また、各所に手摺を取りつけ、バッグヤードに障害者用のエレベーターも設置した。
「最近は、来場者も減っていたのですが、平成14年10月に新クラブハウスがオープンして以来、入場者は毎月、前年を上回っています。特に女性は、予想以上に増えていますね」(副支配人・森本晃一氏)



外観 スタートテラス
外観はすっきりとしたデザイン。コース側 スタートテラス。アコーディオンカーテンによって周囲を閉鎖するとカート庫にもなる
レストラン ロビー
コースに面したレストランの窓は東向き。ハウス自体は小振りだが、余計なものを置かず、テーブル間隔もゆったりしている。13卓 エントランス奥のロビー。このスペースが広く、全面ガラス張りでコースが見渡せるため、玄関から入ったときに開放感がある
男性浴場 ロッカー
男性浴場。浴室は非常に明るい。浴槽には手摺がついている ロッカーは男女同型。男性185本、女性24本、共用48本


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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