松林にセパレートされた林間コースの評価は高かった。だが、旧ハウスは、老朽化が進んでいるだけでなく、施設面でも男女共用のトイレ、後から取りつけたために水圧の低いシャワーなど、使い勝手の悪いものだった。新ハウスでは、光を存分に取り入れて明るくカジュアルなイメージを出すとともに、設備面での問題点を考慮し、機能性を重視した。
「地元ゴルファーということもあって、あまり風呂場の利用率も高くなかったので、シャワーにしようという意見もでましたが、せっかくの新しいハウスですし、来場ゴルファーも馴染まないだろうということで、浴槽のある風呂場にしました。来場者数の増加もさることながら、風呂に入って帰られるゴルファーがグッと増えました」(森本晃一副支配人)
その他にも、以前は離れていたフロントとスタート室を、どちらも事務所内からすぐに行けるようにした。また、各所に手摺を取りつけ、バッグヤードに障害者用のエレベーターも設置した。
「最近は、来場者も減っていたのですが、平成14年10月に新クラブハウスがオープンして以来、入場者は毎月、前年を上回っています。特に女性は、予想以上に増えていますね」(副支配人・森本晃一氏)