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クラブハウス探訪
栃木の森ゴルフコース  11/21 更新
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 シンプルな構造が動線の良さと明るさを生む

エントランスホール

所在地/栃木県栃木市大久保町888
電 話/0282-30-3344
開 場/平成14年5月28日
コース/18H 7007Y P72
ハウス設計/清水建設(株)
ハウス施工/清水建設(株)
延べ床面積/2587.47平方m
構 造/鉄筋コンクリート

新設コースのオープンも年々少なくなっている。平成14年では、全国で4コースがオープンしたのみ。その1つが今回登場する、栃木の森ゴルフコースである。もともとの地形に制約を受けるコースデザインと違い、クラブハウスは、そのゴルフ場の運営スタイルを反映させることが比較的容易である。電磁誘導式乗用カーによる全組セルフプレーの今風のスタイルが、クラブハウスにも生かされている。

 栃木の森GCのハウスの特徴のひとつが、車寄せとスタートテラスの近さだろう。玄関で下ろしたキャディバッグを脇のバッグ立てに置けば、そのまま乗用カーに積み込める。わざわざハウスの反対側にバッグを運ぶ手間はいらない。当然帰りも同様で、乗用カーからバッグを下ろしてバッグ立てに立てかければ、あとはプレーヤーが自分の車まで運ぶだけである。そのスタートテラスの対面はカート庫で、乗用カーの出し入れも迅速にできる。

 「設計段階で重視したのは、動線と明るさです。フロントとスタート室も近いので、業務の連絡なども簡単ですし、2階レストランへの階段の途中にラウンジがあり、他はロッカーと浴室があるだけで、特に余分な施設はないので、お客様の動線も単純で悪くないと思います」(支配人・前浩司氏)

 吹抜けは、ロビーの一部と階段部分だけ。しかし、ガラス部分が多く、ロッカーを除いて、どこも明るい。コース側を全面ガラス張りとしていて、外のウッドデッキに下りられる2階レストランには天窓もあり、採光も十分。ロッカーは、女性用がピンク系、男性用と共用部分は青系の色が使われ、色調の統一によってカジュアル感がでている。

 また、新しいハウスらしく、照明はすべて事務所での一括管理となっており、消し忘れなどのムダが出ないように工夫されている。



外観 フロント
外観。駐車場側 フロント周り、ロビーともシンプルで“気楽さ”が感じられる。また、ロビー中央には、分かりやすい案内板がある。ショップは特になく、玄関脇のスペースに商品を展示し、フロントのスタッフが主に応対する
レストラン ラウンジ
レストランからはコースが一望できる。イスはベージュと黒のコントラストがカジュアルなイメージを演出している。10卓 階段の途中、中2階にあるラウンジ。全面ガラス張りで、コースからの光がふんだんに取り入れられている
ロッカー 浴場
ロッカーは男女同型。男性166本、女性40本、共用23本 男女浴場。女性の脱衣室にある洗面は、仕切りがついている。男性の脱衣室にある籐椅子はグリーンと白、女性は白1色と、細かいところまで色分けの気遣いがされている


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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