栃木の森GCのハウスの特徴のひとつが、車寄せとスタートテラスの近さだろう。玄関で下ろしたキャディバッグを脇のバッグ立てに置けば、そのまま乗用カーに積み込める。わざわざハウスの反対側にバッグを運ぶ手間はいらない。当然帰りも同様で、乗用カーからバッグを下ろしてバッグ立てに立てかければ、あとはプレーヤーが自分の車まで運ぶだけである。そのスタートテラスの対面はカート庫で、乗用カーの出し入れも迅速にできる。
「設計段階で重視したのは、動線と明るさです。フロントとスタート室も近いので、業務の連絡なども簡単ですし、2階レストランへの階段の途中にラウンジがあり、他はロッカーと浴室があるだけで、特に余分な施設はないので、お客様の動線も単純で悪くないと思います」(支配人・前浩司氏)
吹抜けは、ロビーの一部と階段部分だけ。しかし、ガラス部分が多く、ロッカーを除いて、どこも明るい。コース側を全面ガラス張りとしていて、外のウッドデッキに下りられる2階レストランには天窓もあり、採光も十分。ロッカーは、女性用がピンク系、男性用と共用部分は青系の色が使われ、色調の統一によってカジュアル感がでている。
また、新しいハウスらしく、照明はすべて事務所での一括管理となっており、消し忘れなどのムダが出ないように工夫されている。