日本に来て僅か2年というファンと話をすると、その日本語の上手さに驚かされる。特別学校に通ったわけではなく、韓国にいるときから日本語に興味を持ち、本を読み日本の映画やテレビドラマを見て勉強してきたという。今では新聞も難しい漢字は飛ばしてしまうが、内容はほぼ把握できるようになってきた。
「韓国にいるときから日本に興味がありまして、まずは日本語が話せるように成りたかったです。実際に日本に来てみたら、皆さん良い方ばかりで想像どおりでした。ツアーでは本多弥麗ちゃんと仲良くなれて、その後服部真夕ちゃんとも仲良くなりました。先輩たちにも良くしていただいて、テストで合格した報告を大山志保さんにしたら、自分のことのように涙を流して喜んでいただきました」。
韓国人選手では、日本ツアーに来るものと米ツアーに挑戦する選手がいるが、今のファンは日本ツアーで戦うことしか考えていない。「韓国のツアーもありますが、日本のゴルフ場の方がメンテナンスも運営自体もしっかりしていると思います。米ツアー進出という考え方もあるかも知れませんが、母も日本での生活に慣れてきたので、日本ツアーで頑張ってトップクラスの選手になりたいと思っています」。
ツアーで戦っているファンの姿を見ると、スリクソンのキャップをかぶっているので、クラブの使用契約を交わしているのか尋ねてみた。「まだ、どこのメーカーとも契約はありません。このキャップは、サイズがちょうど良いので使っているだけです」。良く見ると、この日はシャツがアディダスでシューズはナイキだ。「ウェアはいろんなメーカーのを着ています。クラブもですが、あまりこだわりはありません。でも、サポートしてくれるメーカーがいるっていいですよね。メーカーの皆さん、頑張りますので良いお話まっています!(笑)」。