身長が低くハンドアップ気味に
第一回の「長身用のクラブってあるんですか?」とは逆に私は身長が低く、雑誌などに書かれているように前傾して手を下げて構えると、ヘッドのトゥ側が浮きすぎてしまいます。よく、「十円玉2枚分ぐらい浮かして構える」などとかかれていますが、私の場合、4枚分ぐらい浮いてしまいます。
ハンドダウンになりすぎているのかと思って、2枚分もしくは、ライ角通りに構えると、かなり自分としてはハンドアップ気味になって、肩が持ち上がったような感覚になり違和感があります。ライ角調整でもして、少しフラットにすればよいのかもしれませんが、そうするとスイング軌道もフラットになってしまい振りづらいと思うのです。
倉本選手が、雑誌で「身長と手先から下の長さは背が高くても低くても殆ど変わらないので、ライ角調整や長さを気にしなくても、そのままでいい。ライ角調整は、その人の好みでするもの」といっていました。
私のように身長が低くても、あまり気にせずに市販のままのクラブを使用していてよいのでしょうか?
ちなみに、使用しているクラブは、マックテックNVなので、確かソケット部分がチタンになっていて、ライ角調整はできないようになっていたかとも思います。
また、クラブの長さも、バランスなどを考えると、あまり変えたくありません。倉本選手の言うとおり、気にせずに、ちゃんとアドレスできるように練習するほうが良いのでしょうか?それとも、市販の長さやライ角では、僕ぐらいの身長ではアップライトな構えになってしまうのは仕方がないのでしょうか?
北海道 33歳 男性 身長160cm 体重67kg ゴルフ歴1年 HDCP 21
シャフトを短く握ってみて
アイアンのライ角度については、確かに倉本プロが言うように身長だけでは決められないと思います。大事なことは、自分が構えやすいライ角度、そして、いいスイングをした時に、ヒールやトウが浮き上がらないでヘッドが入るライ角度がその人にとって適切なライ角度で、そのライ角度のアイアンを使うのが最善です。
普通に構えて、トウが浮きすぎるならば(そしてインパクトでもトウが浮いているならば)、ライ角度は合ってません。ちなみに、マックテックはライ角度調整が不可能ですので、もしライ角度を優先するならば軟鉄鍛造、もしくはソフトステンレスを採用したアイアン(例えば、キャロウェイのX−14プロなど)、ピンのようにライ角度が複数用意されたアイアンを使うという選択肢になります。
そして、もうひとつの選択肢はクラブを短くする方法。これはシャフトの特性が変わったり、バランスが変わります。そして、売却する時にかなり不利になるので簡単にはお勧めしたくありません。ですが短くすると、アップライト過ぎるライ角度でも相対的にはフラットにすることと同じ効果が得られます。
短くするリスクを避けるには、0.5から1インチ短く握って打つという方法もありますこの場合もバランスが軽くなった感じがしますが。ヘッドに鉛を張ると、バランス調整が可能です。
私が思うに、無理なアップライトな構えをするよりは、自分に合ったクラブを使われた方がいいと思います。マックテックが気に入っておられるならば、まずは短く持ってスイングされてみてはどうでしょうか?
アドレスで前傾し過ぎていないかどうかも、プロにチェックしてもらった方がいいと思います。ご存じのように、倉本プロはかなり棒立ち気味。前傾が深すぎるならば、少し棒立ちに構え、ハンドアップ気味にした方がクラブとの相性だけでなく、スイングも良くなると思います。
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「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
今後はアーカイブとして、過去の質問と答えを閲覧することができますので、ご活用いただけますようお願い申し上げます。
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