プロはバランス調整をどのようにしているのか
プロはクラブのバランス調整をどのように行っているのですか?鉛を貼る以外に何か方法はあるのですか?
鉛を貼ると見た目も悪いし、特性が変わってしまいそうで抵抗があります。現在私はタイトリスト983K、ロフト8.5度のスピーダーSをハーフインチカットして44.25インチ、バランスD3ぐらい(今は鉛を貼っています)を使用中です。もう少し重くしてヘッドを効かせたいと思っています。
兵庫県 29歳 男性 身長173cm 体重78kg ゴルフ歴3年 HDCP 17
プロの場合、大半は鉛を使用。ただし・・・
プロの場合、そのほとんどがヘッド、(ソール、バックフェース)に鉛を張ることでウエイト&バランス調整をしています。ドライバーに関しては、ヘッド内部に発泡剤を入れることでウエイト&バランスを調整している人もいますが、この場合は、重さ調整に加えて音を静かに調整したいリクエストがあるからです。
一方、アマ向けのクラブ調整では、シャフトの付け根部分にタングステンパウダーや鉛の粉を入れて調整することが多いですが、これは見た目が綺麗な反面、調整後に再び調整するのが面倒ですし、重心位置のコントロールができません。言い換えると、プロの場合、多くの選手が鉛を張るのが一般的かつ普通です。お店にバランス調整を依頼すると、この方法を採用することが多いですね。ただし、この場合は、シャフトを一度抜くという面倒な作業が入りますし、カーボンシャフトの場合は、シャフトを損傷する場合も出てきます。見た目が気になるのでしたら、ソールに鉛を張るというのはいかがですか?
タイトリスト983Kの場合、重心がやや高め。鉛をソールに張ると高い重心を下げる効果(わずかですが)が出て、吹き上がりの度合いを少し減らせます。
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「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
今後はアーカイブとして、過去の質問と答えを閲覧することができますので、ご活用いただけますようお願い申し上げます。
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