マッスルバックに買い換えようか迷っています
現在、マークさんと同じキャロウェイのX−14プロシリーズを使用しております。今回アイアンを買い換えようと思っているのですが、最近、復活傾向のマッスルバックアイアンが非常に気になります。
難しいというイメージが強いのですが、やはりハンデがシングルほどの技術がないと使いこなせないものなのでしょうか?
北海道 31歳 男性 身長173cm 体重72kg ゴルフ歴5年 HDCP 14 H/S 47m/s
マッスルバックは重心距離が短く、ヘッドが返りやすい
マッスルバックのアイアンはキャロウェイのX−14と比べるとヘッドが小さい分だけスイートエリアが狭くなっています。また、ネックがあってヘッドが小さいので重心距離がかなり短いものが多く、例えば、X−14のように重心距離が長いクラブに慣れているゴルファーがいきなり使うと、インパクトゾーンでヘッドが返り過ぎやすくなります。
言い換えますと、X−14プロだとインパクトゾーンでフェースが開きやすい人の場合、X−14プロよりもマッスルバックの方が方向性が良くなる場合があります。芯に確実に当てる技術があれば、シングルでなくても使いこなせるでしょう。そして、熊谷さんのようにヘッドスピードが47M/S以上あれば、パワー的にマッスルバックは使いこなすことは可能です。
X−14プロからマッスルバックに買い換えとなると、クラブに慣れるまである程度時間が必要なことを、覚悟された方がいいと思います。どれぐらいの時間がかかるかは練習量、技量によっても変わりますが、自分のものにするには、短い重心距離でもタイミング良くフェースをスクエアに戻す感じをつかむこと。それができていないと、コースでいい球を打つのが難しいと思います。
マッスルバックのメリットは、ヘッドが小さいのでラフから抜けが良いこと、重心が低めなので球を上げやすいこと(これはX−14も同じですが)、それとフェース面が厚くできているので打感がすごくいいことです。
飛距離に関しても、マッスルバックはX−14プロよりもやや不利です。と言いますのも、多くのマッスルバックはロフトが寝ているからです。モデルによっては、X−14プロよりも5〜10ヤードは飛ばない感じになりますね。
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「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
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