マッスルバックに換えたら引っかかりが強くなった
最近、タイトリスト690CBから690MBへと買い換えました。今まで軽いドローだったのが急に引っかかりはじめました。ライ角の問題(CBよりMBの方が2度ほどアップライト)と思い、CBと同じライ角に調整したのですが一向に直りません。
メーカーに質問したところ、「重心の関係で・・・CBより捕まります」という返答が帰ってきたのですが、どういう事かイマイチわかりません。
アイアンを選ぶ際、雑誌等のデータを参考にする場合、捕まりやすさはどのデータ、球の上がりやすさはどのデータ等を参考にすればいいのでしょうか?また、ソールの厚い・薄い、バウンスの大・小により向き不向きのスウィングタイプがあるのでしょうか?
愛知県 29歳 男性 身長169cm 体重85kg ゴルフ歴15年 HDCP 10 H/S 49m/s
MBの方がつかまりはよい
私も690CBと690MB両方とも試打しましたが、確かにつかまりは690MBの方がいいと思います(アップライトになっている分だけ)。ただしそれは程度の問題で、ヘッドが返る感じは極端に変わらないと思います。重心距離自体は多少の違いはあっても、極端に変わらないと思いますので、ライ角度を同じぐらいにすれば、クラブの機能としてはつかまる度合いは極端には変わらないと思うのですが・・・。
重心位置に関しては、ヘッドの返りに影響するのは重心距離と、重心深度です。重心距離が短いほど返りやすく、長いほどヘッドが返りづらくなり、重心深度は深いほどヘッドが返りやすく、深度が浅いほど返りづらくなります。ただし、この場合もスウィングによって違いがあって、人によっては重心距離が長い方がつかまり過ぎるという人もいます。
球の上がりやすさについては、一番はロフト設定(ロフトが多いほど上がります)、その次は重心位置(低いほど上がりやすい)、そしてフェースプログレッションが影響しますね。フェースプログレッションとはグースの度合いで、出っ歯、ストレートネックなアイアンほど上がりやすくなります。
ソールの厚みについては、視覚的なものがおおきいですが、一般には打ち込むにはソールが狭め、払って打つには広めがいいでしょう。バウンスについては、ヘッドの抜けや、ダフりを防ぎたい人はバウンスソール、ターフをしっかり取っていきたい人、ソールが跳ねるのが嫌な人はスクープソールが適しています。
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「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
今後はアーカイブとして、過去の質問と答えを閲覧することができますので、ご活用いただけますようお願い申し上げます。
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