鉛を貼ることで重心位置は変わるのですか?
私のドライバーも同じですが、最近のドライバーでは低重心設計なので、低スピンで飛ばすという物が多いです。某雑誌にはネックに鉛を貼ることにより少しだけ重心が高くなりボールのバックスピン量が増えることによりサイドスピンが減り、球筋が安定すると書いていました。
飛距離よりも方向性を重視する場合はタイトリストの983Kのような高重心ドライバーを使用したほうが良いのでしょうか?
また、低重心ドライバーで方向性を良くする場合は、タイトリストPRO V1のようなスピン系ボールの方が良いのでしょうか?
使用クラブ
PRGR TR-X DUO 370
シャフト
SPEEDER652 フレックス-S 44.75インチ バランスD1 総重量318g
大分県 29歳 男性 身長162cm 体重57kg ゴルフ歴3年 HDCP 20 H/S 44m/s
鉛を貼る目的はバランス&重量調整のため
まず、鉛についてですが、鉛では劇的に重心位置を変えることができません。ヘッド重量は200グラム前後、鉛は1枚2〜3グラム。1〜2枚鉛を張るぐらいでは劇的に重心を上げることが難しいからです。効果ゼロとはいいませんが、鉛装着の主目的はバランス&重量調整と考えられた方がいいと思います。
次に弾道安定については、高重心ドライバーの方が安定したスピン量を得られるので弾道が安定してきます。言い換えると、低重心ドライバーでもフェースの下目で打てば、飛距離はロスしますが、弾道が安定してきます。バックスピン量が増えるからです。
ボールについては、ニューイングのようなディスタンス系よりもプロV1のようにスピン系の方が、低重心ドライバーで打った時にスピン量が少し増え、弾道を安定させやすいでしょう。
ちなみに私もTR−Xデュオを使っていますが、(シャフトもスピーダー652のSです)低重心ドライバーの割には方向安定性にすぐれています。ボールの少し手前からソールが地面をタッチし(それもリーディングエッジ側ではなくてバックフェース側)それからフェースがボールを捕らえる。飛行機が着陸するような感じで、お尻から着地するイメージでヘッドを入れていくと、フェースの上側に当たりません。低重心ドライバーでも安定したスピン量が得られます。一度試してみて下さい。
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「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
今後はアーカイブとして、過去の質問と答えを閲覧することができますので、ご活用いただけますようお願い申し上げます。
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