重いドライバーを使用している場合、アイアンはそれ以上?
以前のQ&Aで、ウッドのバランスよりもアイアンのバランスが重くなければならないとありましたが、ドライバーのバランスがD5くらいある場合、アイアンはどれくらいにすればよろしいでしょうか?またその際、ヘッドに調整用の鉛を貼るだけでもOKでしょうか?やはりシャフトの中に鉛を入れた方がいいのでしょうか?
もう一つ、現在のドライバーの球筋がフェードからスライス系の球筋です。もっと捉まった球を打ちたい場合、現在のシャフトよりしなりのあるシャフトの方がいいのでしょうか?現在使用しているVista Proはしなりが少ないシャフトのようです。
ドライバー MR-23 US Drive Maru Spec シャフト:フジクラ Vista Pro 70 フレックス:X 長さ:44.5インチ バランス:D5
アイアン MR-23(初期のタイプ) シャフト:DG X-100 バランス:D3
大分県 39歳 男性 身長177cm 体重92kg ゴルフ歴14年 HDCP 10 H/S 48m/s
ドライバーとアイアンが同じフィーリングで触れるように調整することが肝心
まず、バランスについてですが、アイアンの方が重い方がいいというのはシャフトフレックスが同じ場合です。堤さんのように、ドライバーのフレックスがXでも硬めの物の場合、バランスを重くしないとシャフトがしなりません。この場合はドライバーの方が重くても問題ないと思います。
言い換えると、バランスで大事なことは、ドライバーとアイアンとが同じフィーリングで触れるように調整することです。例えば、同じビスタプロ70でもフレックスがSでD5がちょうどいいのでしたら、アイアンもD5ぐらいにしないと、同じフィーリングにならないと思います。
それとアイアンのバランス調整ですが、プロはヘッドに鉛を張ります。シャフトに何かを入れると重心位置が変わりやすし、後から再調整をするのが面倒だからです。3ポイントアップぐらいまでならば、ヘッドに鉛を張った方がいいでしょう。
次にドライバーで球をつかまえたいのでしたら、手元がしっかりしている先調子シャフトがいいと思います。例えば、フジクラでしたらスピーダー系の652、661(660)、757あたりは手元剛性があって、先がピュッとしなりつかまった球が打ちやすくなります。
ただし、切り返しで手首のコックが早くほどけるのが原因でスライスになっているのでしたら、先調子よりも手元調子の方がつかまりが良くなります。手元調子の場合、シャフトがタメを作ってくれるからです。この場合は、スピーダー系ならば693HK、グラファイトデザインでしたら、ブルーG6.5、7.5、USTの65とか75がお勧めです。
|
「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
今後はアーカイブとして、過去の質問と答えを閲覧することができますので、ご活用いただけますようお願い申し上げます。
|
|
バックナンバー
最新ゴルフクラブからプロのクラブまで