先日、ウェッジ(クリーブランド588/53度、57度)を買い換えたところ、総重量の変化からか、フルショットした時にこれまでのウェッジ(ファイヤーソール/ライフシャフトR80)・初代ラックウエッジ56°と同じ感じで振ることができません。重量などの流れが悪いのでしょうか?
クリーブランド588には、普通ダイナミックゴールドが装着されています。もし、そうであるならばライフルが装着されたウェッジとは、振った感じがずいぶん違います。重さの違いもさることながらしなり戻りのフィーリングが変わってくるからです。
セット間の流れにつきましては、ドライバーとアイアンとの間には、シャフトはあまり気にする必要はないと思います。長さが違いますし、シャフトの素材、ヘッドの構造(フェースプログレション)が違うからです。
ドライバー(FWを含む)の中でシャフトのフィーリングがそろっていること、そしてFWはドライバーよりも5〜15グラムほど重いシャフトを使われた方が流れがいいかと思います。
それと、可能な範囲で重心距離は近い方がいいでしょう。重心距離が長いドライバーに、例えばキャロウェイのFWのように重心距離が非常に短いFWを組み合わせてしまうと、どちらかがつかまり過ぎたり、どちらかが捕まらない感じになりやすいからです。
それとドライバーとアイアンとの流れに関しては、ドライバーの重心距離よりもアイアンの重心距離が短い組み合わせは避けられた方がいいかと思います。短いクラブの方が重心距離が短いと、アイアンがつかまり過ぎたり、ドライバーが右にスッポ抜けやすくなるからです。
アイアンの流れについては、シャフトはできるだけ同じものを揃えるか、ショートアイアンやウェッジは他の番手よりも少し重め、もしくはロングアイアンだけシャフトは少し軽めというのがいいでしょう。
例えば、アイアンはNS950がちょうどいい人ならば、ウェッジはNS1050という風に、良くないのは、ダイナミックゴールドとライフルという風に重量、しなりの感じが違うシャフトを組み合わせてしまうこと、それとアイアンよりもウエッジのシャフト重量が軽いことです。
これをやってしまうと、アイアンの中での統一感が出なくなりますし、ショートアイアンが軽いとハーフトップのミスやシャンクが出やすくなります。
ちなみに、ドライバー、FW、アイアンとも振り切れる範囲で重いクラブを選んで下さい。どの重さがいいのかは個人差がありますが、軽すぎるクラブを使うと手打ちになったり、トップのミスが出やすくなります。逆に、重すぎるクラブを使うと、切り返しで身体が暴れたり、力みます。ダフりのミスも出やすくなりますね。