ライ角度の重要性とは?
クラブでシャフトやロフト、固さ等話題にされることが多いですが、ライ角の重要性を教えて下さい。また、基本になる計算式等はありますか?自分にあっているかどうか悩んでいます。私は、腕が非常に短いものですから。
大阪府 38歳 男性 身長179cm 体重94kg ゴルフ歴14年 HDCP 20 H/S 50m/s
ボールのつかまり具合、方向性、ソールの抜け方に変化が現れます
ゴルフクラブにはロフトがついてますが、インパクト時のライ角度が狂っている場合、リーディングエッジが目標とスクエアになっていても、打球面(フェース)がライ角度の影響で右や左を向きます。
例えば、インパクトでヒールが浮いている場合(フラット過ぎる場合)はリーディングエッジが真っ直ぐ向いていても打球面は右を向き、逆に、インパクトでトゥが浮いている場合(アップライト過ぎる場合)はリーディングエッジが真っ直ぐ向いていても打球面は左を向きます。ロフトがついているクラブ(特にロフトが多くなるほど)はソール全体が地面に着いた状態、すなはち適正ライ角度でインパクトを迎えた時、リーディングエッジと打球面が同じ方向を向きます。
そして、地面上の球を打つ場合、適正ライ角度(ソール全体が地面に着いている)だと、ヘッドに余計な抵抗がかかりませんが、ライ角度が狂っていると、ヘッドが地面に接したときにイレギュラーな抵抗がかかったり、ヘッドの抜けが悪くなります。そういう意味では、アイアンのライ角度は非常に大事です。
ドライバーに関しては、最近は5番アイアンなみにアップライトなものがありますが、これはライ角度の狂いによって発生するのを利用し、つかまりづらいクラブを、つかまり良くする狙いがあるみたいです。ティアップして打つクラブなので、ヘッドの抜けを考えなくていいから、この手の発想のドライバーが増えてきたのでしょう。
ゴルファー1人1人のライ角度フィッティングについては、身長や腕の長さもさることながら、それ以上にスウィングに依存する要素が大きくなっています。ですので、私が知る限りでは計算式はありません。(ピンは身長と腕の長さでライ角度をサジェストしてますが、あくまで目安です)。
自分のライ角度が合っているかどうかは、原始的ですがソール傷をチェックするのが一番確実な方法でしょう。ソール傷がトウに寄っているならばフラット過ぎますし、逆に、ヒールに寄っているならばアップライト過ぎます。
ソール全体、もしくはソール中央に傷があれば適正ライ角度。もし、ライ角度が合っていないクラブを使っている場合は、ソール傷がソール中央につくまで自分のクラブを調整する。、もしくは、ソール傷がソール中央についたクラブを使うことですね。
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「マーク金井のクラブ何でも相談室」ですが、2007年12月末でコーナーの更新を終了いたします。
今までたくさんの質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました。
今後はアーカイブとして、過去の質問と答えを閲覧することができますので、ご活用いただけますようお願い申し上げます。
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