スイングを客観的に見られるから上達が速い!

「感覚」に頼るのはもうやめよう!

手軽、正確、わかりやすい!「スイング解析」が身近になった

エプソンが発売するスイング解析機器「エム・トレーサー」は、クラブのグリップ部分にセンサーを装着するだけで、さまざまなスイングデータを正確に計測し、それをスマートフォンやタブレットでチェックできる画期的なアイテムだ。従来のスイング計測器の概念を覆す手軽な使い勝手と簡便な操作性は、アマチュアゴルファーにとっても心強い武器となる。このエム・トレーサーをレッスンに活用しているという「エースゴルフクラブ」主宰の石井忍プロに、そのメリットと活用法を聞いた。

数値はウソをつかない!客観的なデータが上達を助ける

石井プロは、スイング解析機の最大のメリットは、自分のスイングを客観性に見られる点にあると話す。
「自分のスイングを客観的に見ることは、スイングづくりにおいて非常に重要です。現在の自分のスイングがどうなっているかがわからなければ、何をどう修正すればいいかわかりませんからね。ツアープロが僕たちのようなコーチを雇うのも、自分のスイングを客観的に見てくれる存在を求めるからです。エム・トレーサーは、ゴルファーにとってコーチの役割を果たしてくれる機器といえます。さらに言えば、スイングをイメージ画像や数値で表示してくれるので、アマチュアの方でも、それを上達に活用することができるんです」
連続写真や動画などで自分のスイングを見ても、どこをどう直せばいいのか普通のアマチュアには判断できない。しかし、エム・トレーサーに表示される数字や画像を見れば、どこに問題があるのかも一目瞭然となるのだ。
「数値はウソをつきません。エム・トレーサーを使って自分のデータに客観的に向き合うことができれば、上達の効率は驚くほど上がりますよ」

360度あらゆる方向から正確なデータを見られる

これまでも弾道データを分析する解析機はあったが、エム・トレーサーは、クラブの動きを解析するという点で従来の機器とは異なる。
「エム・トレーサーは、自分の体とクラブがどんな動きをしているのかが正確にわかるのが特徴です。だから、自分のスイングの問題点を修正するのに非常に適しているんです」
石井プロは、イメージ画像によって、自分のスイングを360度あらゆる方向からとても正確なデータとして見られる点を高く評価する。
「1方向からの画像では見えにくい部分も、アプリの画面を回転させることではっきり確認できるんです。また、センサーの性能が高いので、ハーフウェーバックやトップ位置のフェースの向きなども正確にチェックすることができます。これはほかの機器にはない強みですね」
次ページでは、実際にエム・トレーサーをレッスンに使っているというエースゴルフクラブのスタッフに、練習での活用法を教えてもらおう。