週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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　沖縄でのダイキンオーキッドレディスで幕を開けた女子ツアー。今年の女子プロ人気を窺う意味でも気になる一戦だったが、それは杞憂だった。ふたを開ければ、入場者、テレビ視聴率も上々の滑りだしで、今年も女子プロ人気を印象付けた。

沖縄県人はゴルフ好き！ ギャラリー数２万人を超えたダイキンオーキッド

　米国女子プロツアーの第2戦フィールズオープンは、米国ハワイで2月21日から開かれた。日本からは上田桃子はじめ古閑美保、佐伯三貴、茂木宏美らが参戦、ポーラ・クリーマーが、今季開幕戦優勝したアニカ・ソレンスタムらを抑え逆転優勝。

　最終日に上田や佐伯が猛チャージをかけただけに、テレビ視聴率は7.5パーセント（2日目の土曜日は8.1パーセント）とこちらも好調だった。

　昨年の女子トーナメントで放映された36試合の平均視聴率は6.7パーセント。昨年のダイキンオーキッドも土曜日5.9パーセント、最終日8.4パーセントと好結果を出している。

　そのダイキンだが、初日古閑が猛ダッシュ、米ツアーから一時帰国の上田が5打差の3位をマーク。2日目は、その古閑をはじめ上位陣が総崩れ首位から3打差以内に19人がひしめく大混戦になった。このような展開に平均視聴率は前年とほぼ同じ5.8パーセントに。

　最終日は、この混戦を抜け出した横峯さくらとソン・ボベのデッドヒートとなり、放送開始直後は5パーセントだったが、横峯がバーディラッシュでソンを抜いた4時22分頃は9パーセントに。連続ボギーでV逸が確定するとテレビ離れが起きたが、それでも平均視聴率は7.3パーセントと奮闘した。

　また、ギャラリー数も金曜日5091人、土曜日7144人、日曜日1万16人、合計2万2251人を記録。昨年のダイキンの2万9753人には及ばなかったが、2万人を超したのは全36試合中6試合だったことからすると、幸先のいいスタートとなった。

　今年の女子ツアーは昨年より1試合増え全37試合。出場選手層も厚くなり、昨年以上の熱い闘いが見られそうだ。