突発的かつ局地的に大雨や雷をもたらすゲリラ雷雨。気象会社、ウェザーニュースによれば「今年は昨年の3.5倍に増えそう」という。ゴルフ場で見舞われたらどうすればいいのだろう?
ゲリラ雷雨は、大気が不安定なときに局地的な上昇気流により積乱雲が発達、そこに上空の寒気が流れ込んだときに起こる。
だから
①黒い雲がわき
②ムシムシしていたのが急に冷たい風が吹き、
③雷の音が聞こえてきたら、ゲリラ雷雨の接近と考えてよい。
遭遇した場合、一にも二にも建物内(避難小屋含む)に逃げ込むこと。緊急避難時の心得としては
①樹木のそばから離れる。
②傘をささない。
③ゴルフクラブは持たない。
④最悪の場合は、乾いた窪地で姿勢を低くして雷雲が過ぎるのを待つ。
なお、避難場所として乗用カートは危険だ。一般的に「自動車が安全」といわれるのは表面が鉄で覆われタイヤで地面に接しているから。タイヤは炭素が多く使われていて通電性がよいため、自動車に落ちた雷はそのまま地面に流れる。対してカートは表面が強化プラスチックのうえ、人体が露出している。結果、カートに落ちた雷は通電性のいい人体を経由しようとする。同様に建物の軒下にいるのも危険だ。
なお、ウェザーニュース社のスマホ用アプリ「ウェザーニュースタッチ」では「昨年はゲリラ雷雨の90パーセントを捕捉、56分前にはメールで知らせています」(同社担当者)という。用心のため利用してみる?
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