12月11日に来季の男子ツアーの日程が発表された。「トーシン」が新設され、来季は1試合増の25試合となったが、賞金総額が発表されない異例の措置がとられた。
09年は開幕直前になって7試合の賞金の減額が決定。当初は37億1000万円だった賞金総額が33億4000万円と3億7000万円減額する結果となった。来季も2大会の減額が決まっているが、
「経済情勢が厳しいなかで、年明けにさらに厳しくなるといわれている。09年も1~3月になってから減額の要望が持ち込まれたので、あえて省かせてもらった」(JGTO小泉直会長)
と、発表後に減額される恐れがあるので発表しない事態となった。
また来季はHSBC選手権と重なったために石川遼、池田勇太らが欠場したレクサス選手権は、7月に移動されることで石川の出場に支障がなくなった。
2011年以降の実現となるが、欧米ツアーからも日本開催のアプローチを受けている。来季は2試合減となるチャレンジツアーでも、発表には至っていないが、
「数年のうちに巨大マーケットになる。大切にしないといけない」(小泉会長)
と中国との共催も検討中だ。いずれにしても一時は、数試合が減るのではという予想があったが、石川遼、池田勇太らの活躍で1試合増という形で収まったようだ。
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