すでに始まっている女子に続き、男子ツアーも今月15日からの東建ホームメイドカップで開幕。このトーナメント運営に欠かせないのがボランティアの存在だ。業務内容や待遇の仕組みを調べてみた。
男子のダイヤモンドカップゴルフ(5月27~30日・狭山GC)ではスコアラー、キャリングボード、スタート・アテスト業務、スコアカード運搬など全部で11種類の業務を毎日約200人が担当する。
募集に際して年齢や性別、居住地などの制限はなく、仮に小学生でも保護者が同伴すればOKだが、実際には開催コースのメンバーをはじめ、地元埼玉県の50~60代の人が中心だ。
希望の業務を申請することもでき、日によって業務を変えることもできる。
一方、女子のニチレイレディス(6月18~20日・袖ヶ浦CC新袖C)でも6業務に連日約120人が参加する。こちらもダイヤモンドカップ同様、ボランティアは地元千葉県の人が多いが、大会運営に携わるダンロップスポーツエンタープライズの担当者によると、
「ゴルフブームの影響か、ここ1、2年、希望者が増えた。開催地にかかわらず毎年必ず来る人もいる」という。
ボランティアだけに両大会とも業務に伴う報酬はなく、大会オリジナルのウェアやキャップがもらえ、当日の弁当がつく程度で交通費は自腹。しかし、それでも希望者が多いのは、大会運営に関われる喜びが得られるとともに、一般ギャラリーとは異なる視点でトーナメントを楽しめるからかもしれない。
ダイヤモンドカップはすでに4月2日に募集を締め切っているが、ニチレイレディスは5月14日までなので、まだ間に合う。大会によっても違うが、大会1~2カ月前には受け付けが終了することが多いので、事前にチェックが必要。
収入にはならないが、大好きなゴルフに貢献できるボランティア、興味があれば各大会事務局に問い合わせてみては?
|