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2人のトッププロが作るコースを見てみたい
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全米オープンも終わり、スポーツ界はサッカーの話題一辺倒の装いだが、ゴルフ界は6年後のオリンピックに向けて動き出している。ブラジル・リオデジャネイロの五輪に向けて、ジャック・ニクラスとアニカ・ソレンスタムがコラボし、新ゴルフコースの設計に名乗りをあげたのだ。
リオデジャネイロには五輪開催ができるゴルフ場もないわけではないが、ここに新しいゴルフ場をつくるという構想が出てきたのだ。
「(アニカとのコラボは)素晴らしい機能性を持ったパートーナーシップ」(ニクラス)ということで、2人でコースを設計しながら、ニクラスは男性用のチャンピオンシップティをつくり、ソレンスタムは女性用のティグラウンドをつくるというわけ。
「他の設計家が興味を示しているのは知っているが、私たちが選ばれなければ、驚きだ」
とニクラスは自信満々。
とはいえ、「まだ、既存のコースを利用する可能性も残っている」(五輪のゴルフを取り仕切っている国際ゴルフ機構IGFの暫定的なトップのトム・ボートウ氏)ということで、決定は今後のことになる。
しかしオリンピックをゴルフ普及の起爆剤にしたいと考えているIGFは、パブリックコースが一つもないブラジルに、オリンピック後を見据えて、コース新設を積極的に進めたいという思惑がある。ブラジルの新ゴルフ場、ことはオリンピック以降にも及ぶ計画といえそうだ。
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