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トヨタジュニアW杯個人優勝で270人抜きした浅地くん
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宮里藍が日本人で初めて女子プロのワールドランキングトップになったり、P・ミケルソンが、T・ウッズを抜いてトップになる可能性があるなど話題になっているが、今年はアマチュアのランキングも見逃せない。
プロにワールドランキングがあるのと同じように、アマチュアゴルファーにもワールドランキングがある。アマのランクは日本アマ、日本学生、日本ジュニアといった54ホール以上のストロークプレーの試合を対象にポイントが加算されるが、2日間の試合は対象にならない。こうしたポイントをもとに、R&Aがランキングを算出しているのだ。
そのアマチュアランキングの6月20日の時点での1位は杉並学院高校2年の浅地洋佑くん。これまで、アマランク上位は大学生がしめることが多かったが、現時点でのトップは高校生ジュニアだ。強い選手がどんどん低年齢化する傾向を受けて、アマ日本一の位置に飛び出した。
浅地くんは6月15~18日に行われたトヨタジュニアワールドカップで、チーム優勝に貢献したばかりか、個人でも10アンダー1位タイになったことから、それまでの431位から270人のごぼう抜きで、161位となり、日本人アマ1位に躍り出た。
ほかにも日本人ランキング10位以内には5位(総合ランクは915位)に湘洋中2年・伊藤誠道くんも入っている。週刊ゴルフダイジェスト誌の7/6号でも登場したパット名手の時松源藏くん(沖学園高校2年)も17位にランクされている。このランキングは、http://www.randa.org/かhttp://wagr.randa.org/で見られる。
アマのワールドランキングが注目されるようになったのは、今年は10月7~10日に霞ケ関CCで開催されるアジアアマ選手権が、この順位によって決まるからだ。アジアアマに優勝すれば、来年のマスターズの出場資格が得られる。このままいって現在ランク1位の浅地くんがアジアアマに出場、優勝したら、2009年の石川遼と同じく、高校3年生にしてマスターズ出場ということになるわけだ。
アジアアマの出場選手が決まるのは8月下旬。それまで約2カ月。そのとき、ジュニア勢のアマチュアランキングはどうなっているのだろうか。
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