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世界ランクで61週トップ。強いセベをまた見たいが…
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全英オープンの特別イベントに出場を表明していたセベ・バレステロス(53)にドクターストップがかかってしまった。3度の脳腫瘍の手術のあと、快復しつつあったセベだが……。
今年は、全英オープンの150周年記念大会とあって、過去のチャンピオン達を集めた4ホールのチャンピオンズチャレンジの開催が予定されている。
そのチャレンジにいち早く参加を表明していたバレステロスだが、結局、「興奮やストレスのかかることは避けるべき」という医師団の判断で、ストップがかってしまった。
セベを知らないゴルフファンには、大げさに聞こえるかもしれないが、セベは一世を風靡したゴルファーでもあった。17歳でプロデビューし、全英に3勝、マスターズに2勝、1986年から61週、世界ランク1位をキープするなど活躍。1977年、1978年の日本オープンを連覇した。
1988年にはスペイン最大の銀行頭取の娘、カルメンと結婚、社交界にも登場するなど順風満帆の勢いだった。しかし、2004年そのカルメンと離婚。この離婚によってセベの居場所がなくなってしまったのだ。
その上2007年には、新しいガールフレンドを交通事故でなくし、競技ゴルフからの引退を表明していた。そして2008年のガン性の高い脳腫瘍による昏睡状態と3度の摘出手術。
しばらく、セベがゴルフをする姿が見られなかったために、今回の全英を楽しみにしていたファンが多かったのに……まだ、セベは53歳。彼の完全復活を祈るばかりだ。
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