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寝苦しい夏の夜の合言葉は「26度の3時間タイマー」
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「猛暑日」が続く日本列島。土日やお盆休みを利用した、せっかくの月イチゴルフなのに、わくわくするはずのラウンド前夜が熱帯夜で眠れない――。こんな真夏の上手な睡眠術を専門家に聞いてみた。
太陽がガンガン照りつけて熱中症が怖い季節だからこそ、ラウンド前の睡眠はしっかりとっておきたい。とはいえ、寝苦しいからといってクーラーをつけっぱなしで眠ると、寝冷えをするし体にも良くない。しかし、翌日が月イチのゴルフとなれば、睡眠をしっかりとり体調を万全にして望みたいところ。
そこで生活総合情報サイト「オールアバウト」の睡眠ガイドを行う坪田聡医師に、寝苦しいい夜に快眠する方法を教えてもらった。
「暑くて寝苦しい夜は、まず就寝30分前にクーラーをつけ、寝室の環境を整えることが重要です。パジャマを着て寝る場合、寝やすい室温は25~26度、湿度は50~60%がベストです」
しかし、クーラーを付けっぱなしにすると、体がむくんだり喉が痛くなったりすることがある。それについて坪田氏は、
「寝入ってから2~3時間でクーラーが止まるよう、タイマーをセットしておくといいでしょう。というのも、寝入り端から2~3時間というのは、ちょうど深い睡眠が訪れる大事な時間なのです。その時間を寝やすい環境にしておくと、質のいい睡眠が取れるのです」
よく寝つけないからといって、“寝酒”に走る人もいるが、これがもっとも悪影響を及ぼすという。
「アルコールが入ると、たしかに寝つきはよくなります。ただ、尿意をもよおして起きてしまうことや、眠りが浅くなりやすいので熟眠できません。特に普段から、寝る前にお酒を飲んだりしていない人にはオススメできません」
アルコール類は、寝入りはよくても深い眠りにはなりにくい、諸刃の剣みたいなものみたいだ。
また、クーラーが切れて部屋が暑くなり目が覚めてしまっても、26度を目安に、再びクーラーをつけて寝るのもいいとのことだ。就寝時間にもよるが、起床30分前くらいにクーラーのオンタイマーをセットしておくのもいいという。
寝苦しい夏の夜を快適に過ごし、ゴルフも仕事もがんばっていこう!
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