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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/17・24合併号
2010/8/9更新

対策から、売れてるギアまで
コースで熱中症にならないためのアイデア


今年は首すじなどを冷やせるグッズが人気。男性用のアームソックも出てきた

 今年の夏は梅雨が明けてすぐ、各地で35度以上の猛暑日となった。巷では熱中症にかかる人が連日報じられているが、猛暑に負けずゴルフを楽しむアイデア、あの手この手を調べてみた。

 毎夏の最高気温が話題になる埼玉県熊谷市のゴルフ場では、
 「この夏は雨などで下がぬかるんでいる以外、乗用カートのフェアウェイ乗り入れをOKにしたが、対策はその程度。この時期にプレーされるお客様は暑いことを十分承知されているので、水分補給など熱中症対策は各自でしっかりしています」(妻沼ゴルフ場・市川功支配人)

 やはり最高気温でよく名前が出される岐阜県多治見市周辺のゴルフ場では、「暑いのは当たり前で、プレーする人は自分でしっかり考えているのでは」という声もある。

 ゴルファー自身はこの暑さは織り込み済みということで、ペットボトルを何本持つなど自分で対策をこうじているようだ。

 そんなゴルファーの対策はどんなものがあるだろう。ショップでの猛暑対策のグッズを聞いてみると、
「暑さ対策用品はどれも入荷が間に合わないほど売れています。そんななかでみなさん、熱中症を気にしてか、今年は首筋を冷やすネッククラー、クールタオル、コールドスプレーなど冷やし系グッズの人気が高い」(有賀園ゴルフ新横浜店・島田大輔店長)。

 首すじをただ覆うだけのタオルから、もう1歩進んで首すじを冷やすというアイデアのグッズが人気になっている。

 また、この暑さで予想を超えるヒットとなっている商品もある。ミズノの機能性ウェア「バイオギア・アイスタッチ」がそれで、汗の吸収・拡散・蒸発が速く、熱伝導率に優れているので、熱放射を効率よく行ってくれる。
「今年3月に発売し、すでに目標の5万着を大きく超えました。長袖ハイネックなのは、日焼けを防止するため」(ミズノ広報宣伝部・西田維作さん)

 日焼けがカッコイイと思われていたのは昔のこと。今では日焼けは疲れの元であり、首筋は焼かないのが今の常識といってもいい。




 では、この暑さのなか、プレーする際にはどんな点に注意をすればいいのか? お天気キャスターの森田正光さんに聞いた。
「昔は午前9時を過ぎても30度を超えることはなかったが、今は午前7時前に30度を超えている。早めにスタートしても暑さは避けられません。それだけに徹底した暑さ対策をしないとダメ。
 水分補給をマメにする。日焼けを避ける。動脈の通っている首筋を冷やす。これはゴルフに限らず熱中症予防には欠かせないこと。
 それから例えば海沿いのコースのように、気温が低いところを選ぶのもいいでしょう」
コース選びも熱中症対策には大切な条件という。

 さらに森田さんによれば、今年は残暑もかなり厳しいとか。暑さ対策は今しばらく必要なようだ。

 
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