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ペイビンとメール交換、選ばれれば出るとタイガー
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タイガー・ウッズが"自力"でライダーカップに出場する道が絶たれてしまった。先の全米プロの直後に、過去2年の成績(ポイント)で選ばれる8名の選手が発表されたが、そこからタイガーが外れてしまい、出場が微妙になってきた。
米欧のチーム対抗戦であるライダーカップは、アメリカ、ヨーロッパにおいては、メジャーに匹敵する試合。今年は10月1~3日にかけて、ウェールズのセルティックマナーGで開催される。
「子どもの頃からライダーカップに出場するのが夢だった。これは自分にとってのオリンピックだ」
と語るのはバッバ・ワトソン。全米プロではM・カイマーとのプレーオフに敗れたものの、優勝することより、ライダーカップのポイントを稼ぐことが目標だったなどという意味の発言をしていたが、それほど注目される試合なのだ。
12名のアメリカチームのうち、残り4名は、キャプテンのコーリー・ペイビンが9月7日に選ぶことになる。
「タイガーは、自分が選ぼうと思っている選手のリストの中の高い位置にいる」
とは語っているものの、まだ確実に選ぶとは言っていない。
さらに、
「選手選出のポイントの計算を続け、9月6日の時点での最新の順位を知りたいと思っている。そこで上位にいる選手は、明らかに調子が良い選手だからだ」
とポイントを継続して出すようにPGAツアーに求め、それを重視する姿勢を打ち出している。
ただ、ポイントを重視するとなると、9月2日から始まる米ツアープレーオフ第2戦のドイツ銀行選手権への出場が確定していない(8月20日現在)タイガーにとってはライダーカップのポイントも稼げない可能性もある。
もっとも、タイガーは、もともとライダーカップには積極的ではないフシもある。前回2008年の試合にもひざの故障で出場していないし、ライダーカップは通算10勝13敗2分という成績。
当初は、「資格が得られるのなら出場する」と言っていたタイガーも、世論を気にしてか、今では「(ペイビンと)頻繁にメールのやり取りをしている」とかで、選ばれれば出場するという態度。
いまだ、ワールドランキングのトップにいるタイガー。最終選考に注目したい。
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