アジア地区には、日本選手も多数参戦するアジアンツアーと昨年豪州・中国・韓国を中心に発足したワンアジアツアー、2つのツアーが勢力拡大をめぐってしのぎを削っている。
そのため前者は、今年3月から在籍選手に無許可での後者競技への出場を禁止した。
ところが、豪州と欧州出身の4選手が同規定に違反。アジアンツアー側は最高1万5,000ドルの罰金を課したのだが、それを選手側は「不当」と地元・シンガポールの高等裁判所に訴えを起こしている。
前者には賞金総額30万ドル程度の少額大会も多く、後者でもプレーしなければ生活できないというのが主張だ。
この状況に、アジアンのメンバーでもある市原弘大プロは「その規定は選手会側からも提案したもので、アジアの選手は皆了解しています」。不満があるのは他の地域からの、賞金稼ぎの選手だけのようだが、いずれにせよ、両ツアーの“関係”はすんなりとはいかないようだ。
【関連記事】
2010/ 7/27 片山晋呉、インドネシアの試合に参戦
2010/ 4/20 「ワンアジアツアー」に参戦したら5,000ドルの罰金!?
2010/ 1/26 市原弘大が語る、びっくりアジアンツアー
|