週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/21号

2010/9/13更新

240人の定員が１時間で満杯に
河川敷のシニアコンペが大盛況

　65歳以上の限定付きながら240人のワクが受付開始後１時間で満杯になるオープンコンペがあるという。

　そのコンペは川口市浮間ゴルフ場(埼玉県川口市)で2003年９月から開催されている『シルバーオープンコンペ』。

　初回に定員120人で参加を受け付けたところ希望者が殺到、キャンセル待ちの人数だけでも120人オーバーの大盛況でスタートしたコンペで、その後も口コミも手伝って年２回となり、昨年からは年２回・各２日間に倍増して、どちらか１日のみ参加可能という限定枠まで設けることになった。

　今年も９月の２日間のコンペ受付を7月14日に開始したところ約１時間で定員の240人に達したという。

　同ゴルフ場は駅から車で５分の街中にある９ホールの河川敷コースで、50年以上の歴史を持つ庶民派のパブリックだ。

　参加費は18ホールプレーフィと昼食、賞品代込みで5,000円という安さ。加えて、鉢植えの参加記念品に、９月３日の開催時は猛暑対策として冷たい麦茶とカリカリ梅も振舞われた。さらに、地元の土産品が全員に当たる恒例の抽選会もある。

　このゆるやか加減がシニアのハートを掴んでいるのかもしれない。ほかにも、「このコンペは表彰式をやらないのでお手軽、終わったらすぐ帰れるのもいい」（コンペ常連氏）。抽選会はハーフ終了時に行い、成績は後日郵送されるという。

　ゴルフ場を運営する(財)川口市公園緑地公社の事務局長補佐・北川とも子さんは、
「ここで知り合った仲間同士で、とにかく楽しんでいるのを毎回、肌で感じる」という。

　普段からひとりでも来場しやすく、ラウンドの予定がなくてもふらっと遊びに来られる雰囲気がある。かつてテレビ収録が行われたとき来場した高橋勝成プロが「（パブリックなのに）ゴルフクラブの原点みたいだ」といったとか。これもまた人気の理由といえそうである。