タイガー・ウッズがプレーオフシリーズ最終戦の出場権を失った。BMW選手権終了時のポイントで最終戦、ツアー選手権の出場30位に入ることができなかったのだ。一方、ライダーカップのアメリカチームには加わることができたが、タイガーにとっては今年は史上最悪のシーズンとなった。
「今になってようやく良いプレーができるようになってきた。ツアー選手権に出て、ライダーカップに備えたかったが、今は自宅で練習を続けるだけ」とウッズは今の心境を語っている。
プレーオフの3試合では、12位タイ、11位タイ、15位タイと並の選手ならまずまずの成績だったが、今季未勝利。最高の成績が、マスターズと全米オープンの4位タイでは、タイガーにとって不本意な成績だったのは言うまでもない。
今季は賞金ランキングも62位(9月13日現在)と、いいころなし。タイガーはPGAツアーの秋季シリーズに出場予定がないだけに、さらに順位を下げる可能性さえある。
しかし、調子を取り戻し始めていることが認められてか、ライダーカップではキャプテンのコーリー・ペイビンに選ばれて、12名のアメリカチームの一員にはなっている。「タイガーに電話をしたら、『ぜひ出たい。何でもやる』とまさに私が望んでいた返答だったので、彼を選んだ」(ペイビン)
ペイビンにしても、視聴率の稼げるタイガーを外して、もし負けるようなことになれば、あとでどんな批判を浴びるかわからない、といった懸念があったのだろう。いずれにしても、復調が本物で、元の強いタイガーが戻ってくるのを願うばかりだ。
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