オーストラリア在住のジュニアといえば“リトルタイガー”こと加賀崎航太くん(13)が有名だが、またもや同地から世界レベルの逸材が現れた。
その人物とは加藤陸大くん16歳。8月下旬の全豪高校ゴルフ選手権で優勝。その戦績により最年少で全豪高校名誉選抜チームのキャプテンに任命にされるという栄誉を勝ち取った。つまりオーストラリア高校ゴルフの頂点に立ったのが日本人だというわけだ。
小学校低学年でオーストラリアに渡った加賀崎くんとは違い、加藤くんは生まれも育ちもオーストラリア。父の影響で8歳でクラブを握ったときから、シドニー在住の安田朱里プロの指導を仰ぎ、これまでジュニアのタイトルを50個以上獲得している。
加賀崎くんといい、なぜオーストラリア在住の日本人ジュニアが強いのか? それは同地の抜群のゴルフ環境と質の高いコーチ陣の存在がある。
加藤くんはシドニーのボニードゥーンGCに所属しているが、スカラーシップメンバーのため年会費は無料。コースがトーナメント費用の一部を負担することもあり「オーストラリアのゴルフ環境に短所は見当たらないくらい最高」と本人。
またコーチ陣も技術面だけでなくフィジカル&メンタルのコーチが連携を取りながら総合的な指導を行なうシステムが確立されているという。ちなみに、薗田峻輔もゴルフ環境が整っているということで、中学時代に豪州に留学していたほどだ。
石川遼を追随するのは、豪州育ちの日本人が増えるのかも!?
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