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日本女子OPの練習日。宮里藍も試打していた真っ白のスパイダー。藍はこのほかバレロなどほかのヘッド形状のゴースト版も4機種試していた
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画期的な白いヘッドで話題のパター、テーラーメイドのゴーストシリーズに、一昨年の発売以来、いまだに人気の『スパイダー』の、白ヘッドが近々お目見えするかもしれない。
今季、クラフトナビスコ選手権と、全英女子OPでメジャー2勝を挙げたヤニ・ツェンは、ヘッドが白いゴーストシリーズのピン型のデイトナを愛用するひとり。
「ヘッドが白いってことだけでカッコよくないですか? これまで誰もこんなの使っていなかったんですから。グリーンの緑に映えて構えやすいし、ラインが出しやすい。グリーン上でヒロインの気分になれる」
と、先週の日本女子オープンに参戦した際、自慢気にパターを見せびらかしていたヤニ・ツェン。
この白いパター・ゴーストシリーズの仕掛人は、ツェンをはじめ多くのトッププロにショートゲームを指導し、自らもシニアツアーで活躍するデーブ・ストックトンだ。「やさしく見えるパターこそライン出しもやさしい」という発想でパターの名手が設計したということもあり、プロの間でも最近徐々に浸透してきた。しかし、スパイダーのゴースト版はまだ登場していなかった。
ところが先の日本女子オープンに凱旋帰国した宮里が、真剣な表情でボールを転がす姿をカメラのレンズがとらえると、手には普段使っている『オデッセイ ホワイトホット・テロン』ではなく、スパイダー形状の白いパターが握られていた。
たとえそれが練習日の一コマだとしても、いったん気に入ると浮気をせず1本のパターを使い続ける宮里にしてはめずらしい光景。それだけプロも興味を覚える逸品ということか。
テーラーメイドによると「今のところ発売は未定。パターの名称もプロトタイプとしかお伝えできません」とのことだがツアーで評判になれば今後市販される可能性は高い。
果たしてスパイダーファンに朗報となりますか。
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