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バーナーは1ダース19.95ドル、バーナーツアーは21.95ドルで販売されている
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米国で10月15日に発売されたばかりのテーラーメイドのニューモデル『バーナー』と『バーナーツアー』が評判を呼んでいる。打感がやわらかく飛距離も出るという。現地から商品を取り寄せて試してみた。
『バーナー』と『バーナーツアー』の売りは、前者が35、後者が45とコンプレッションが超やわらかめのコアを採用しているところ。さらに、『バーナーツアー』はよりやわらかいカバーを採用することで、トータルのコンプレッションは『バーナー』よりもやわらかく仕上げられている。
この2種のニューボールをギアに詳しい白浜敏司プロに診断してもらった。
「『バーナー』は確かに1WやFWでやわらかい感触が心地よく伝わってきます。そのため、フェースの芯でとらえたときはボールの重さが感じられ、飛距離が伸びる印象があり、実際に強い中弾道でランも多く飛距離を出してくれました」(白浜プロ)
『バーナーツアー』はさらにやわらかい打感が得られる。
「しかし、1Wでは打ち出し直後から鋭いスピード感があり、少し高めながら伸びのあるストレートな弾道で思ったよりもランが出ました。アイアンやウェッジではベタッとフェースにくっつくような感じで安定した方向性でスピンの効いたショットを打つことができます。
正直、2つのボールとも完成度からいえばプロ使用球レベルには達していません。しかし、特にアベレージゴルファーは、インパクトの打感が硬いと、ボールがフェースから離れる感覚がつかみにくく、コントロールしづらい。やわらかいディスタンスボールの需要はおのずと増えてくるのではないでしょうか」(白浜プロ)
飛んでやわらかいディスタンス系ボール、機会があれば一度試してみてもよさそうだ
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