10月末、世界のセレブ、A・ソレンスタムなど有名プロ18人が参加し、中国・海南島で開催されたプロアマ競技の「スタートロフィー」。そのなかで日本の今田竜二がプロとしては恥ずかしいミスで世界に名をとどろかせることになった。
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8番パー3ホールではワンオンして救済を受けていないのでスコアは3。2番パー5は3回救済を受けた勘定で11の“大叩き”となった
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世界中のゴルフメディアが注目したこの大会(2日間競技)。今田も優勝者が総獲りの賞金128万ドル(約1億円)を狙って出場した。ところが、今田は初日24オーバーという悲惨な結果に。
大会はコースの状態が悪く、「プリファードライ」のローカルルールが採用された。同ルールは、米ツアーでは通常、元の位置からホールに近づかない1クラブレングス以内にプレースできるが、欧州やアジアンツアーではスコアカード分の長さ(6インチ)以内とされ、そのことはローカルルールに記載されていた。
しかし、今田も彼の帯同キャディも読まなかったのだろう、12番ホールになって同伴競技者のダニー・リーから指摘されてはじめて誤りに気がついた。そこまで今田は同ローカルルールが許す範囲以上にボールを動かしていたのだ。その場合は規則20-7の「誤所からのプレー」でその都度、2罰打の付加となる。ちなみに、その誤所からのプレーで、今田がかなりの利益を得たと判断された場合は競技失格の可能性もあった。
結局、彼は12番までに13回は誤所からプレーしたと申告、26打罰で前述のスコアになった。それがなければ初日はトップタイの2アンダーだっただけに「さすがにしょんぼりしてました」(大会関係者)。1億円の夢が雲散霧消したのだから当然だ。
他にもコリン・モンゴメリーがプレーオフで「動かせない障害物」のフェンスを勘違いして動かしプレーした違反で、優勝をロレーナ・オチョアに譲るなど、トッププロとしては恥ずかしいミスが見られる大会となった。
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