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ZスターXVで、石川遼が使うのはパーソナルタイプのイラスト入り。年間60万ダースの売り上げで、しめて37億8,000万円(実勢6,700円で計算)
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人気プロが使っていてしかも好結果を生んだとなれば、一般ゴルファーの間でも人気が高まる。スリクソンのボール「ZスターXV」がその例で、好調に売行きを伸ばしているという。
ZスターXVは石川遼プロが愛用するボールだ。ルーキーイヤーの2008年は数社のボールを使っていたが、2009年にそのうちのひとつに絞ってツアー4勝を挙げ、賞金王にもなった。それがスリクソンZスターXVのプロトタイプだった。
このあと石川と契約し、正式に発売されたのは3月末。折よく、5月には石川プロが58という途轍もないスコアをマークしたことなどもあって、スタートダッシュに拍車がかかった。
Zスターシリーズは、XVに先がけて発売されたZスターとZスターXと合わせ3機種があるが、XVの人気が飛び抜けているという。
「現在の見通しではシリーズ3機種で年間60万ダースを超えると見ています。前年比で約1.2倍の伸びになる見通しです」(SRIスポーツ広報部・山田照郷氏)
かつての「エブリオ」のようなディスタンス系のボールには及ばない数字だが、スピン系のプロボールとしては爆発的とも言える人気だという。
ツアーステージからは先頃、ソリッド感かマイルド感かという新コンセプトのX01、2機種が発売された。またタイトリストのプロV1も来年春にはニューモデルが出る予定。
国内では“プロボール御三家”のシェア争いがますます熾烈になりそうだ。
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