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賞金ランキング28位で、シード権にギリギリセーフの直道。来季もアメリカ?
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「世界でもっともシードを獲るのが難しい」といわれる米チャンピオンズツアーで孤軍奮闘する尾崎直道が、賞金ランク上位30名のみに与えられる来季のシード権を獲得した。
「今年はシーズン序盤苦しんだので、正直シードを獲れるとは思っていませんでした。でも目標に向かってコツコツ努力して、それを達成できて本当に良かった」とホッとした様子の尾崎。
今季は同ツアーで20試合に出場しトップ10入り3回。66万ドル余りを稼ぎ出し賞金ランク28位に入った。
本人の言葉どおり3月、4月は下位での戦いが続いたが、5月中旬のリージョンズ・チャリティ・クラシックで最終日に7バーディの猛攻を見せ2位タイに食い込むと、シーズン最後のメジャー、シニア・プレーヤーズ選手権でトップ5(5位タイ)入りを果たしシードを確定させた。
現在同ツアーには、ベルンハルト・ランガー、フレッド・カプルス、ニック・プライス、マーク・オメーラなどメジャーでの優勝経験を持つキラ星のようなスターが集結している。
しかも毎年イキのいい新人が入って来るのだから、30位以内の指定席を守るのは至難のワザ。実際、尾崎も昨年はランク43位に沈みQスクール(予選会)を受け直して、今季の出場権を確保したという経緯がある。
「賞金シードを獲った30人の中で、自分より年上は5人くらい。そのなかでのトップ30入りには特別な思いがあります」
来季もアメリカで戦う覚悟はあるが「年々時差ボケが酷くなっているし体力的にもきつい。来年は日本のツアーに出場する機会を増やすかもしれない」と尾崎。
日本のファンにとっては朗報だが、やはり我々が期待するのはレギュラーツアー時代からの悲願であるアメリカ1勝。そろそろゴルフの神様がご褒美をくれても良い頃だろう。
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