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大物、40センチのクロイソが釣れて、ミズノの7番パー5でイーグルもゲット!
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ミズノクラシック日本勢最高位(4位)、日本女子オープン2位とこのところ好調な佐伯三貴。今年は予選落ち1回と安定した力を発揮している。ミズノでは練習日に趣味の魚釣りをして大物を釣り上げ、その勢いをかってイーグルゲット。好調の秘密を本人に聞いた。
「ミズノに行くと毎年磯釣りに出かけるんです。今年は40センチのクロイソが釣れました。これで、今週イーグルが来るよと言っていたら、本当にそうなりました(笑)」
マイ釣具持参でトーナメント参戦する女子プロも珍しいが、これも転戦続きのリフレッシュにいい効果をあげているということだろう。
佐伯の好調の秘密は、これまでドライバーでドローを打っていたのをフェードに変えたことにあるようだ。本人も、
「フェードに慣れて、ティショットが確実にフェアウェイをキープできるようになったのがいい結果を生んでいるのかも」
ドローからフェードに変えた理由は、クラブを思い切り振って、それでも左に曲がらないボールが自分の中ではすごく安心できるから。ドローは飛ぶが、その分、曲がった時のリスクが心配なのだという。ただ、
「飛距離よりも安定性を選んだといえそうですが、実際に変えてみて飛距離はそんなに落ちていない」という。
しかし、その一方で成績は安定していても優勝になかなか手が届かないのも事実。本人はその理由に気持ちの問題を挙げる。
「今までは自分のゴルフに精一杯で優勝まで考えることができなかった。それに、優勝するには運もあって、自分がよくてもそれよりさらにいい人がいれば勝てないですし。今は気持ち的にも常に優勝争いができるようになってきました」
メンタル面の強化に関して特別なトレーニングはやっていない。とにかく練習をして自信をつけるだけという。
「ミスをすると、以前はこんなに練習したのに何でって、ネガティブに考えてしまいがちだったのに、今はミスを素直に受け止められるようになりました」
釣り師・佐伯の3年ぶりの2勝目は近い。
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