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ブリヂストンとフォーティーンで米ツアー1位になった
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今季の米ツアーはマット・クーチャーが初めて賞金王の座に就いた。注目されるのは、彼が日本製クラブを使っていることだ。14本のほとんどが日本のメーカーのクラブというプロが米ツアーの賞金王になったのは初。賞金王は日本のクラブのどこを評価したのだろう。
クーチャーはプロ入りしてすぐブリヂストンと契約。現在はドライバーとアイアン、それにウェッジと、すべてブリヂストンの米ツアー仕様モデル「J38」のプロトタイプだ。
「基本的にはツアーステージがベースになっていて、ドライバー、アイアンともごくスタンダード」(ブリヂストンスポーツ広報室・嶋崎平人氏)
ドライバーはヘッド体積435CCとやや小ぶり。アイアンは鍛造製のキャビティバックだ。クーチャーはもともとオーソドックス好みで、構えやすい形状に強いこだわりを持っているという。
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14本ほとんどが日本メーカーのクラブという米賞金王は初めて
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「彼はボールもB330-Sで、賞金王になったということは我々の技術が世界で評価されたことと思っています」(同氏)
彼のバッグには他にも日本のメーカーのクラブが入っていて、ユーティリティの4番と60度のロブウェッジ、そしてコースによっては抜いたりすることもあるユーティリティの2番がフォーティーンのクラブだ。
「4番は米仕様のモデルで1年ほど前から使っていますが、楽に上がるしスピンコントロールがしやすい、と言っていました」(フォーティーン顧問・竹林隆光氏)
なお、賞金ランキング2位のジム・フューリックもクラブ、ボールともスリクソンだから、今季の米ツアーは日本製クラブのワンツー・フィニッシュで幕を閉じたことになる。
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