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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/7号
2010/11/29更新

7月のゲリラ豪雨でできた陥没が拡大
直径8メートル、深さ7メートルにまでなった


当初は2メートルの小さな穴だったが、次第に大きくなった。ケガ人が出なくて幸いだった

 昨年4月、北海道でフェアウェイに深い穴があくという事件が起きたが、今年も“穴”事件が起きていた。場所は、京都GC舟山コース。7月29日、1番ホールのフェアウェイが陥没し、直径約8メートル、深さ約6メートルの穴にまでなったという。

 陥没の原因は、今夏、全国各地で猛威を振るったゲリラ豪雨。
「地下に流水用のコンクリート管が埋め込んであったのですが、凄まじい雨で管の周囲の土砂が流され、そこに水分を含んで重みを増した土砂がのしかかり、コンクリート管が破損。噴出した水がさらに土砂を押し流し穴が開いたようです」(京都ゴルフ倶楽部庶務課長 北野隆光氏)

 ゲリラ豪雨が襲ったのは7月14日で、時間当たりの降水量は、午前9時に42ミリ、午後11時に48ミリ(コース管理調べ)。1時間に30ミリ以上だと道路が川のようになると言われているが、舟山コースの近くにある同GCの上加茂コースでは、フェアウェイが池状態になったという。

 同コースでは1番ホールをクローズしてコースを修復。12月上旬には“元の姿”に戻るというが、それにしても恐ろしいのはゲリラ豪雨。今のところ、この自然の猛威を止める手立てはなし。ゲリラ豪雨を想定したコース管理を、各ゴルフ場に求めるしかなさそうだ。

 
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