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10年のレクサス選手権では兼本貴司が優勝、レクサスをゲットしたが、11年は大会消滅
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国内ツアーの2011年日程が男子は9日、女子は14日にそれぞれ発表された。試合数はともに変わらず、名称などの変更もわずかだった(表参照)。そんななか注目されるのは、石川遼にも関連した動きだ。
来季の日程変更で唯一目を引くのが、石川遼の契約先でもあるトヨタの撤退だ。石川は同時期の国外競技のために2年連続で欠場したこともあり、トヨタ主催のレクサス選手権はわずか3年で消滅することになった。
だが、同社OBでもある日本ゴルフツアー機構の小泉直会長は、「12年にも欧州ツアーとの共催競技が実現するかもしれません」として、そこにトヨタが復帰する可能性を口にしている。
もうひとつ気になるのが、終盤のダンロップフェニックスとカシオワールドの同週に、海外でプレジデンツカップとワールドカップが実施されることだ。
当然、石川は代表の有力候補だが、「まだ(代表に)選ばれたわけではないので」と前置きしながらも、「自分が一番成長できると思う選択をしたい」と国際競技を重視する旨を語った。しかし、その場合は賞金レースの大詰めで主役を欠く展開にもなりえる。
一方、女子ツアーは2競技で冠スポンサーや名称・会場の変更があった。ただし、懸念は12月3~4日予定の日韓対抗戦。
関係者によれば「米女子ツアーの日程発表が遅れに遅れ、年明けになりそうなのですが、米ツアーには韓国の有力選手が多く、米の日程次第では韓国側から開催週の変更を要請される可能性があるようです」
とはいっても、日立3ツアーズなどで空き週に余裕があるわけではない。どうやら、日本ツアーも世界のツアーの動きと無縁ではいられないようだ。
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