日本プロゴルフ協会(PGA)では2008年からティーチングプロ(TP)A級資格者を対象に、その指導技術が優秀なプロを表彰するTPアワードを実施。昨年、その最優秀賞に元プロ野球選手の桑田真澄氏の弟、泉プロを選出した。
「TPアワード」。耳慣れない賞だが、それもそのはず昨年が3回目。
「10数年前にも同様の賞があったのですが、当時は自ら積極的に表に出るTPは少なく、2~3年で応募者数が減り、消滅しました」(PGA)。
だが、最近はメディアでもレッスンのできる、自己アピールに優れたプロが多数登場。そこで生まれた同アワードであるが、最優秀賞のハードルは高く、2008年、2009年と受賞者なし。今回の桑田泉プロが初の同賞獲得だった。
「審査員の前で15分ほどプレゼンテーションをしてもらうのですが、ほとんどの審査員が納得でした」(PGA)
桑田プロは従来の常識とは異なる「クォーター理論」というユニークな指導技術で既に定評を得、週刊ゴルフダイジェスト誌にもしばしば登場しているが、これを契機にさらに活動の場を広げたいと語っている。
一方、PGA側も同賞の知名度アップに大きな期待をかけている。
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