昨年末の12月28日に3度目となるマスターズの招待状が自宅に届き、改めて「身が引き締まる思い」と語った石川遼だが、念願のマスターズ予選突破に向けて、どんなスケジュールを組んで臨むのだろうか。
3年連続で今年もタイで行われたザ・ロイヤルトロフィが“仕事始め”となった石川遼だが、本格的な試合開始は、2月中旬にカリフォルニア州で開催される米ツアー7戦目のノーザントラストオープンからとなる。
翌週、アリゾナ州で行われるWGCーアクセンチュアマッチプレー選手権は、開催週に世界ランキング64位以内(欠場があれば繰り下がる)に入っていることが出場の条件で、確定とは言い切れないものの、石川が64位以下になるとは考えられないため、ほぼ確定と言ってもいいだろう。
マスターズまで約2カ月間、5試合に出て米国各地を転戦するが、3月4日からのホンダクラシックと31日からのシェルヒューストンには出場せず、空週になる予定。
「1週間試合がないからといって(日本に)帰って来るのは時差ボケするだけですから」
と石川。2カ月も日本を留守にするのは、もちろん初めての体験で、じっくりと時間をかけてアメリカに馴染む計画である。
タイから帰国後、渡米までの約1カ月は、練習やトレーニングも含めて石川にとって貴重な時間だ。1月12日からは恒例になったスキー合宿に入り、21日、25日の2日間で石川がホストを務めるテレビ東京の番組「リスペクト」の録画撮りが予定されている。
同番組は、1日の撮影で4週分をまかなうため、ちょうど2カ月分の撮り溜めになる。日本での“仕事”をきっちり片付けておけば、アメリカでの試合に専念できる。あとはマスターズを待つばかりだ。
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