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石川遼に「迫力があった」と評されたマナセロのパンチショット
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欧州 vs アジアのロイヤルトロフィで石川遼、薗田峻輔組と激突。“イケメン対決”と報じられた、弱冠17歳のマッテオ・マナセロ。パブロ・マーチンと組んだ初日、2日目こそ敗れたが、最終日は薗田を1アップで撃破し、欧州チームの大逆転勝利に貢献した。
マナセロの名が世界のゴルフファンに知られたのは、2009年全英アマ。イタリア人として初めて、さらに史上最年少で優勝し、翌月の全英オープンでも13位タイでベストアマに輝いた。
翌年のマスターズでは、やはり史上最年少の16歳11カ月で予選を突破。36位タイに入った。
マスターズ終了後はプロに転向し、タイトリストと総合契約を結んでいる。10月のカスティーヨ・マスターズ・コスタアザハールで初優勝。ここでも欧州ツアーの最年少記録を塗り替えている。
シーズン途中からの参戦ながら、昨年の賞金ランキングは32位。世界ランキング(1月10日現在)は62位だ。さらに、昨年の欧州ツアーデータを見ると、平均ストローク72.66でツアー第9位。
ドライビング・ディスタンスは271.24ヤード(171位)と、飛ばし屋とは言えないが、フェアウェイキープ率は72.66%で4位と曲がらないティショットが武器。パーオン率も72.33%で14位とまずまずだ。
平均パット数は62位だが、マスターズという大舞台で結果を出していることもあり、決して下手というわけでもない。若いながらも弱点の少ない安定したプレーヤーなのだ。
ロイヤルトロフィのシングルスで負けた薗田が「マナセロがうまいのはわかっていた」と言った通り、やはり末恐ろしい17歳だ。
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